ネット&アプリは新しい家計簿のカタチ

家計管理の基本である家計簿。これがなかなか続かないのは、手書きや集計が面倒だから。そんな人にすぐにでもトライしてほしいのが、パソコンで利用する無料の「ネット家計簿」です。

無料で利用できる家計簿を活用したい

無料で利用できる家計簿を活用したい


2009年からサービスを開始した「ココマネ」は、現在の利用者数24万人という巨大サイト。家計簿としての利用しやすさに加え、会員同士が交流できるコミュニティである点も人気のヒミツ。実際の家計簿を公開する会員もいて参考にもなり、また、スマホ版ではレシートを撮影するだけでデータを取り込む、驚きの機能も。

一方、銀行口座との一元管理を特徴としているのが「Kakeibon(カケイボエヌ)」と「人生通帳 家計簿」。銀行の残高やクレジットカードの取引明細を自動的に集めて、家計簿に取り込むスグレもの。ATM手数料といった細かい支出ももらさず集計してくれます。

他に無料の家計簿アプリも多数出回り、ユーザーの選択肢もグッと広がりました。エクセルを駆使して家計簿をつけていた人も、これでラクチンかつ効率的になるのでは。

「貯蓄簿」は家計簿失敗の新たな特効薬

性格が生真面目で1円の誤差もなく家計簿をつけたとしても、それで貯蓄が増える保証はありません。それどころか、家計簿はつけたけどまったく効果なし、というケースの方が多いのではないでしょうか。

失敗の多くは、家計簿をつけるだけで満足してしまうのが、その原因。目的はつけることではなく、それを今後の家計管理に反映させ、その材料にすることです。しかし、それが簡単にできれば苦労はない、という人も多いでしょう。

そんな人にオススメしたいのが、貯蓄簿を併用すること。「実は、今いくらお金があるか、即答できない人が結構います。貯蓄簿は、銀行口座の残高や金融商品の内訳が月ごとに確認できれば、どんな形式でも構いません。それを見ることで、貯めたい額を達成するには、今後どの程度支出を抑えればいいかが具体化するはず。それをそのまま家計管理につなげればいいわけです」(ファイナンシャル・プランナー/八ツ井慶子さん)

1週間単位だから管理しやすい袋分け

もっとも確実な貯蓄法、先取り貯蓄を実現するには、残った生活費=予算でプランどおりやりくりすること。これがすなわち家計管理ですが、月末近くになると「あと500円しかない!」なんて経験、皆さんもあるはずです。

限られた予算を管理するには袋わけが有効

限られた予算を管理するには袋わけが有効


これを防ぐ有効な方法のひとつが、家計管理術の王道といわれる袋分け。まず固定支出を除く1カ月の生活費を1週間単位で5週に分けます。あとはその予算内で週ごとにやりくりするだけ。絶えず残金がチェックできるよう、その金額しか財布に入れない、または中身が見えるビニール製のケースなどを利用するのがオススメ。また、もし予算が余っても翌週に繰り越さず、貯蓄するのがより貯まるポイントです。


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教えてくれたのは……
八ツ井慶子さん

ファイナンシャル・プランナー。大学卒業後大手信用金庫に入庫。本当にお客様にとっていいものを勧められる立場になりたいとの思いから、個人相談が中心のファイナンシャル・プランナーとして独立。近著に『ムダづかい女子が幸せになる38のルール』(かんき出版)と『サラリーマン家庭は"増税破産"する! 』(角川oneテーマ21)がある。テレビ、新聞、雑誌などでも活躍中。All Aboutマネーのガイドを務める

次に、抑えて、トクして、普段の支出を変える仕組みをお教えします


取材・文/清水京武 イラスト/モリナガ・ヨウ パネルデザイン/引間良基



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