お手本にしたいフランスの子供部屋(2ページ目)

わくわくする世界を表現した男の子の子供部屋

次は男の子の部屋です。ここでは3つのテーマのお部屋をご紹介していただきましょう。

「小さな男の子たちの憧れや冒険心の象徴である“ロビンソンクルーソー”をテーマにした子供部屋です。難破船の破片で小屋を建てたことを感じさせるように、ダークカラーとライトカラーの木材やネット地の材料を不規則的に使っています。バルコニー付の小屋は、子供たちにとっては、まさに隠れ家。子供たちは、ここで読書をしたり遊んだり、そして敵船を監視したりするんです。」

「この部屋は、子どもが隠れたり、登ったり降りたり、回遊できる隙間やくぼみがたくさんあって、想像力を最大限に発揮して遊べるような工夫がたくさんあり、さらに、隣りあわせにも向かい合わせにも使える大きなテーブル、身の回りのものを自分できちんと仕舞える収納など、機能性にも優れています。床や壁の材質、植物の柄の壁紙、ヤシの木や動物たちのウォールステッカー、アニマル柄のファブリック使いなど、それぞれのエレメントが見事なハーモニーを奏で、傑出した世界観を作り上げました。」

「子供部屋の機能としては、子どもが一人になって考え事ができる場所、想像力をかきたてられる場所、兄弟、友達、両親など、他者とのかかわりを促す場所などが、プレイフルな雰囲気の中に、上手にレイアウトされています。」


「こちらはケニアのロッジの子供部屋。動物や自然を愛する男の子の部屋というところですね。茶、オレンジ、黄色の自然のぬくもりを感じさせる優しい色使い、テントや蚊帳のついた低くて安全なローベッド、高さのバリエーションのある収納、広くて大きなテーブルなど、お部屋全体が心地良いサバンナからの風を運んできてくれるようです。」

「最後はロックンロールが大好きな、ティーンエージャーの子供部屋です。黒と赤というエキサイティングな色の組み合わせを、ナチュラルカラーの木材の色で緩和しています。マルティメディアに適応した機能的なデスク、天井近くまである背の高い収納、日中はベッドであることを感じさせない、コンパクトなソファーベッド、大きなコーヒーテーブル。都会的でインダストリアルなスタイルでありながら、機能的で収納力にもすぐれた子供部屋です。この年代の男の子には、一人で考える時間と同様、友人たちとともに悩み語り合う時間が重要な要素になってきます。広げるとダブルサイズのベッドのなるソファーと大きなコーヒーテーブルが、友人たちを呼んだときに便利ですね。」


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