結婚式の豪華さと満足度は必ずしも比例しない

■結婚式場を使わず、教会で式を挙げる(予算:1万~2万円)
式服を着なくてもよい教会を探し、指輪を用意しないで、2人だけの結婚式にする。思い出になる贈り物を用意してもいい。披露宴もナシ。謝礼のいらない教会もあるので、気持ち程度の献金をして終了。

■思い出の旅行とともに挙げる「船上式」(予算:旅行費用+謝礼)
上位軍人や船長には「司式」を行う資格があるので、依頼する。海の上での二人だけの結婚式。客船の乗客が2人を祝ってくれる。外国の役所にも司式の資格を持っている人がいるので可能。

私は20年で3000組に迫る司式をしてきました。中国、アメリカ、北欧のカップルなど多彩でした。安く抑えようとすると、いくらでも安くなります。2人のハートをしっかり一つにするために、豪華な結婚式は必要ありません。でも、これは「究極に安価な式」。日本での結婚式は「家族がひとつになる」家と家の結婚が普通です。結婚式を2人だけで行い、披露宴は家族や友人たちと一緒にというのも、可能でしょう。豪華な式服、豪華な式場、豪華な披露宴会場を使わなければ、費用は相場の1%で済みます。

しかし、「披露宴」はその名のとおり、多くの人にとって、最高に着飾った自分や息子娘を見せる(もしかして唯一の)チャンス。その思いに応じて、費用は高くなります。その気持ちと相談しながら、プロの手をどんどん削るなら、費用は抑えられるでしょう。結婚式場もいろいろな方法を駆使していますから、最初に「予算」を言えば、それなりの結婚式を行ってくれるようになっています。

「招待状を少し豪華にメールでする」「新郎新婦紹介のビデオはやめて、自分たちで用意したDVDをパソコンで見せる」「披露宴テーブルの名札を手作りする」などの工夫はあります。結婚式の参加者も「2人」「家族」「親しい友人」「会社関係」といくらでも広げられます。人数にこだわらず、新しい常識を創造しながら、2人を結びつけ、家族にしっかりお礼を伝えられる結婚式になれば、それは「心に残る幸せな結婚式」になるのではないでしょうか。
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