外貨両替の選択肢はいろいろ
海外へ行くと必ず必要になるのが現地の通貨。空港内にある銀行や両替商を利用するのも便利ですが、少しくふうすると両替にかかる手数料が割安になることがあるので比較して選びたいものですね。国内での外貨両替の窓口となるのは大きく分けて、銀行、両替商(金券ショップ)、FX会社などがあります。両替にかかる手数料は、どの窓口を利用するかによって異なりますし、またどの銀行(または両替商やFX会社)を利用するかによっても異なります。さらにいえば同じ銀行でも店頭を利用するか外貨専門の店舗を利用するかによっても異なる場合があります。以下の表の上段が米ドル、下段がユーロの手数料です。
<銀行の両替手数料例>
2012年11月時点。※1 1万円以上。8万円以上は配送料無料。※2 外貨普通預金からの外貨現金引き出し。500ドル以上。宅配利用手数料1.8375円/米ドル、3.15円/ユーロ。送料840円。※3 宅配サービス内容は三井住友銀行と同じ
<両替商(金券ショップ)の両替手数料例>
<FX会社の両替手数料例>
2012年11月時点。マネーパートナーズのコンバージョン(両替)にかかる手数料を、スプレッド(通常のFX取引手数料)1米ドル0.005円/2+0.2円、1ユーロ0.009円/2+0.2円として計算。ひまわりFXのコンバージョン(両替)にかかる手数料を、スプレッド(通常のFX取引手数料)1米ドルあたり0.01円/2+0.2円、1ユーロあたり0.03/2+0.2円として計算。※ 空港受取(成田/関空)手数料500円。
どの方法を選ぶかで為替手数料は大きく異なる
両替にかかる手数料は一見すると小さな値のようですが、1ドルあたりの手数料に1円の違いがあると、1000ドルで1000円の差が生じます。両替する金額が大きいほど両替手数料の安い方法を吟味した方がよさそうです。中でもFXの両替サービスは、手数料が低く魅力的。成田や関空などの空港で外貨を受け取ることができる便利なサービスも一部で行われています。ただし、日本円を持っていけばその場ですぐに両替ができるわけではなく、口座を持っている必要があったり、いったん外貨のままで送金する場合に別途手数料がかかるといった難点もあるので、利用する場合は事前に条件を確認することと時間の余裕を見ておくことが大切です。
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