食と健康/旬・季節の食事の食べ方・レシピ

鶏肉と水菜のハリハリ まいたけのすり流し仕立て

まいたけを食材としていただくのもよいですが、汁物やソースとして、だし感覚でその旨味を活用すると、また違った愉しみ方ができます。今回は、鶏肉と水菜と合わせて、おかずにもなる汁物にしました。

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド

まいたけの旨味をだし感覚で活用

白まいたけ

白まいたけなら、煮ても黒い色にならず、綺麗に仕上がります。

近年、長野県中野市発の「えのき氷」が、おいしく、また健康にも役立つのではないかということでよく取りあげられています。

私は、きのこが安かったりたくさん手に入った時には、きのこペーストを作ってソースや旨味づけに使ったりもするのですが、「えのき氷」のようにだし感覚の使い方も、いろいろなきのこで試すと楽しいのではないかと思い、まいたけをだし感覚で使ってみました。

「えのき氷」は有効成分を濃縮するために煮詰めますが、長く煮詰めなくても旨味はでますから、多めに作って、汁物のだしやソースなどに、いろいろと活用できます。

一般的なまいたけは黒く、調理して水分が出ると料理が黒っぽく仕上がります。すりながしにするなら白いまいたけを使われるとよいでしょう。今回は和風にして白みそでほんのり甘味を足しました。このまいたけのすりながしは、和風な汁物以外に、卵豆腐に添えてもおいしくいただけました。洋風に使うなら、ニンニクやペッパーなども加えて煮詰め、フライやムニエルに添えてもよいと思います。

まいたけに含まれている栄養成分などについては、以前の記事「ビタミンD+B群の宝庫 旨味たっぷりまいたけ」でご紹介していますので、ご参考になさってください。
   
まずまいたけのすりながしを作ります。
・材料
まいたけ 1パック
水 400ml
昆布 5cm角1枚

・作り方
  1. 昆布は、水につけてしばらくおきます。
  2. 1.にほぐしたまいたけを入れてミキサーにかけます。
  3. 2.を鍋にいれて約8~10分弱火で煮ます。
*今回は、料理の合わせだしも後で加えますが、多めに作る時は好みで醤油やスパイス等を加えて味付けし、小分けして冷凍するとよいでしょう。
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