汚さない、汚れを定着させないという考え方が大切
独特の優しい手触りや発色で上品な印象を与えるスエードの靴は、一足は持っておきたいところ。高価な上にお手入れが面倒だと思い込んで諦めてしまう人も多いようですが、意識をチェンジし楽しみましょう。購入時
防水スプレーをかけて、靴を守ります。使うスプレーにもよりますが、月に1回程度、または使用前にスプレーしましょう。使用前
どんな靴でも雨の日は汚れやすいものですが、スエード靴はスニーカーのように洗えません。雨の日や雨が降りそうな日は使用しないのがいいでしょう。使用後
帰宅したらブラッシングをして、汚れを落としましょう。いろいろな方向からブラッシングしてゴミやほこりを落としたら、最後は毛の流れにそってブラッシングして整えます。ブラッシングには天然生ゴムブラシが良いとされていますが、それじゃなきゃダメというわけではありません。写真のブラシは靴の修理屋さんで購入した専用ブラシ(950円)です。あまり強くこすらず、優しくブラッシングすればOKです。
ブラッシング前と後を写真にしてみましたが、写真の腕前が良くなくて……違いがわかりません(苦笑)。
スエードは革の裏面をけば立たせてベルベット状にしたもの。製造の段階でガリガリこすってる……そう考えれば、ブラッシングもこわくない! なるべく汚れさせない、汚れたら(はいたら)すぐにブラッシングして、汚れたままにしない。
高価な道具を使わなくても、ワンちゃんの毛並みを整えるように愛情を持ってブラッシングしてあげれば、スエード靴も長持ちしますよ。