パナソニック(6752)の検証結果(2)
1ヶ月保有した場合
次に、「前日比19%以上値下がりした局面に買い付けをして、1か月保有した場合」の検証結果を見ていきましょう。検証結果は以下の通りです。
【検証結果2】1か月保有した場合
勝率: 59.09 %
勝ち数: 39 回
負け数: 27 回
引き分け数: 1 回
平均損益(円): 20,466 円 平均損益(率): 6.82 %
平均利益(円): 71,351 円 平均利益(率): 23.78 %
平均損失(円): -52,277 円 平均損失(率): -17.43 %
合計損益(円): 1,371,212 円 合計損益(率): 457.07 %
合計利益(円): 2,782,685 円 合計利益(率): 927.57 %
合計損失(円): -1,411,473 円 合計損失(率): -470.50 %
以上が、「1ヶ月保有した場合」の検証結果です。検証結果を見てみると、勝率は、59%、平均損益率は6.8%です。「1週間保有」した場合と比較して、平均損益は上がりましたが、勝率は減少しました。パナソニックは、大きな赤字を計上し、収益構造が問題視されています。そういった中、保有期間を長くする分だけリスクがあるため、リスクリターンのバランスを考慮すると、投資対象としては、魅力的ではないといえるでしょう。
日経平均採用銘柄(225銘柄)が、「終値が前日終値と比較して19%以上下落した場合」を、「1週間」「1か月」保有したときの2パターンに分けて検証を行いました。リスクとリターンのバランスを考慮すると、パナソニック(6752)を買付した場合には、「1週間程度の短期間」が、投資対象として魅力があるといえるのではないでしょうか。
ここで注意したいのは、今回の検証は、あくまでも過去のデータに基づいたシュミレーションであり、将来を保証するものではありません。ただ、株の売買を行いに際して、今回のように簡単に検証を行うことで、どの程度のリターンを期待でき、どの程度リスクがあるのか事前に把握することができます。みなさんも投資をする際には、一度検証してみてください。きっと投資に対して安心感が違うことでしょう。
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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)