3~4泊なら、世界遺産マラッカとクアラルンプールの二都市
歴史が育んだ文化が息づく町、マラッカ。シンボルは、町の中心地にあるオランダ広場
マラッカの魅力は、なんといっても「プラナカン」とよばれる文化にあります。プラナカンとは、大陸からの中国人移民と地元の女性が結婚し、うまれた子孫の総称。彼らはマレー語を話しながら、伝統の儀式は中国スタイルで行うなど、独自の文化をもっています。なかでも、多種のスパイスを使い、膨大な時間をかけて調理するニョニャ料理は、そのリッチな味わいに魅了されます。ニョニャ料理は本来、花嫁修業を兼ねて、母から娘に口伝えで受け継がれてきた究極の家庭料理。そのため多様な食材と時間を惜しみなく使う贅沢な料理なのです。
宿泊は、プラナカン富豪の邸宅を改築し、アンティークの家具に彩られた「ホテル・プリ・マラッカ」がおすすめ。
「ホテル・プリ・マラッカ」は、コンパクトなサイズの部屋だが、立地がよく、マラッカらしい瀟洒な雰囲気も楽しめる
プラナカンの食器は中国系のデザインに東南アジアならではのカラフルな色使いが特徴。色付けが非常に凝っていて、レプリカのものでも値がはる
3~4泊なら、海辺のペナンとクアラルンプールの二都市
ジョージタウンにあるペナンの名物ホテル、通称ブルーマンション
ホテルをどこに決めるかで、ペナンの楽しみ方は変わります。日頃の疲れをリフレッシュしたいなら、「バトゥフェリンギ」とよばれる海沿いのリゾートホテルにぜひ。海辺でハンモックに揺られながら、お昼寝ができます。
街歩き派、文化体験派は、世界遺産に登録された都市「ジョージタウン」のホテルに泊まりましょう。清潔でお手頃な価格のブティックホテルが多数あります。
また、ペナンは屋台グルメの宝庫といわれ、なかでも「チャークイティオ」(海鮮入りの米麺炒め)と「アッサムラクサ」(ラクサの1種)がペナンっ子自慢の味です。
ペナン名物のアッサムラクサ。酸味のある魚スープで、さっぱりとした味。すこし癖のある味で、ハマるとやみつきに
海岸沿いにある人気のシーフード店、バリハイ。スチーム魚、酔っ払い海老がマル!