シンガポール/シンガポールの観光・カジノ

トランジットで行ける、シンガポール市街地観光ツアー

トランジットサービスが充実していると評判のシンガポールチャンギ国際空港。中でも特に人気が高いという、シンガポール市街地観光フリーツアーに実際に参加してみました。所要時間2時間で、マーライオンからマリーナベイサンズまで、主要スポットが観光できるお得なツアーに大満足!

稲嶺 恭子

執筆者:稲嶺 恭子

シンガポール・沖縄ガイド

チャンギ国際空港のトランジットサービス
市街地観光フリーツアーとは?

説明文

フリーツアー専用のバス。中も広々していて快適でした

イギリスの国際運輸調査機関が発表する「エアライン オブ ザ イヤー」で2000年以降3度世界一の空港に選ばれるなど、1981年の開港以来、370以上の航空業界の賞を受賞。アジアの中でも常にトップレベルの評価を得ている、シンガポールチャンギ国際空港。24時間オープンで、101のエアラインが60の国と地域、207都市に向かって週5000便以上の定期フライトが運行している、アジアきってのハブ空港としても知られています。

もちろん、トランジットでの利用者も多いのですが、チャンギ国際空港はトランジットの待ち時間が有意義に過ごせるというところでも、評価が高いんです。数あるトランジットサービスの中でも、特に世界各国のトランジット利用者の間で人気が高いのが「シンガポール市街地観光フリーツアー」。2012年で25年目を迎えるこのツアー、なんと参加費も無料! 実際に参加してきましたので、その全容をお届けします。

ツアーに参加するには

まず、ツアーの所要時間が2時間ということもあり、5時間以上の待ち時間があるトランジットの時にのみ参加資格があります。インターネットでのブッキングができないので、第2・第3ターミナルのトランジットエリア内にあるフリーツアーデスクで当日予約を。ツアーは、1日5回(9:00、11:30、14:30、16:00、18:30)の開催で、各回先着順の定員は40人です。予約受付は7~18時までということですが、人気ツアーなのでやっぱり、早めに行って予約するのがベターです。

めでたくツアーに参加できることになると、出発前にターミナル近くにあるバス発着所へと向かいます(集合場所はカウンターで案内あり)。事前の準備としては、バスに乗るとお水を配って貰えるのと、ツアー参加中に買い物などができるわけではないので両替も不要です。

今回は9時のツアーに参加することになったので、10分前に発着所へ向かったのですが、すでに他の参加者の人たちがシートをおさえていました。ここでひとつ重要なポイントを! 座席はとくに指定はなく先着順なのですが、シンガポールを代表する高層ホテルのマリーナベイサンズほかマリーナエリアの景観をより楽しみたい人は、進行方向左側のシートをキープしておきましょう。

2時間のバスの旅、スタート!

説明写真

バスを下車して歩く時間もあり、シンガポールらしい風景をシャッターに収めることもできてお得

バスは大型で車内も広々。車窓が大きいのも写真撮影するにも景色を楽しむにもいい感じです。ガイドさんもこの道数年のプロで、全部で12名もいるそうで、各回1人が帯同してくれます。

バスに乗り込むと、まずはシンガポールの歴史からエリアの紹介などから。シンガポールに行ったことのない人でも一通りの概要がつかめる案内が英語で行なわれます。

バスは出発するとすぐに、シンガポールの東サイドの重要道路ECPを走ります。いかにもガーデン国家シンガポールらしい、濃い緑の熱帯の木々に広々とした道という風景が広がります。海側にはおいしいシーフードの店が連なるイーストコーストパークが見えてきます。さらに進行方向右側には高層のコンドミニアムやHDBと呼ばれる、シンガポールの団地群などが現れ、シンガポールのベットタウンの光景を目にすることができますよ。

説明文

シンガポールの中心地に近づいてくると、者ツアー参加者が車窓に釘づけに。マリーナベイサンズが見えてきた

約15分ほど走り、シンガポールリバーを越えて中心地へ。 海側には、個性的な外観で知られるマリーナベイサンズ(右写真)や、F1のルートともなるエリアのマリーナベイ、高層のビル群が連なり、まさしくココがシンガポール!という超都会的な風景が。というわけで、シンガポールリバーを越えたら、シャッターチャンスをお見逃しなく!

 

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