お金を貯める体質改善ノート/お金を貯める体質改善ノート

教育費は1000万円以上貯める必要アリ?(2ページ目)

受験シーズンが近づいてくると、気になってくるのが教育費。子ども一人当たりの教育費は総額1000万円以上、もしくはそれよりも高い金額との説もあり「今から貯めるので間に合うのか」と不安になる人も多いはず。この教育費とどう向き合い、貯めていくとよいのかを解説します。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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貯めにくい時期…子供の幼少期

教育費は1000万円以上貯めるの?

お金はかかるけど、子供の道はふさぎたくない。お金が十分貯まらなくても、補う方法はいくつかある。それを駆使することも検討の価値あり。

ただし、この500万円に保育料を含めてしまうと、実は節約は難しいのかもしれません。保育にかかるお金は、非常に高額です。幼稚園でも、公立は不便なところにあるとか、倍率が高く入れないなどで通常より2倍、3倍高い私立を余儀なくされる場合もあります。

保育園ではもっと高額になる可能性があり、認可保育園などでは夫婦合算した収入によって保育料が決められるので、一人でも6万、7万とかかったり、二人では10万円を超え、20万円近くなることもあるようです。これは認可だから高いというのではなく、無認可の場合でも、一人に10万円以上かかるというケースがとても多いのです。

3歳以下は割増料金がかかりますし、病気後なども、別な施設で見てもらわなくてはいけなくなり、お金がかかります。こう考えていくと、幼少期はお金を貯めにくい時期。でも、小学校、中学校ではかかるお金が少ない(塾などを除けば)ため、貯め時ともいえます。

もし大学進学までに500万円貯まらなかったら

もし、何らかの理由で大学進学の費用が貯まらなかった場合もあせらずに行きましょう。今は大学生のおよそ2人に1人が、何らかの奨学金を利用しているといわれています。返還の遅延などの問題も抱えている奨学金ですが、やはり学びたい学生の心強い味方です。

教育ローンなども検討したいところですが、その後返済していくことを考えると、難しいケースもあるかもしれません。奨学金は、学生自身がする借金ですが、金利も返済方法もかなり優遇されています。

結論として…教育費は何とかなる!

私たちが子供を育て、教育費に頭を悩ませるのと同じように、私たちの親も、私たちを学ばせるために努力してくれました。そういう子育てを卒業した世代の方から話を聞くと、「意外と何とかなるもんさ」、そういって笑います。きっと、負担してきたお金は同じくらい。それでも、笑っていられる教育費です。あまり臆病にならず、今できる範囲でお金をため、目標に近づける努力をするとともに、目標に届かなくても、それ以外の方法で教育費を賄うことは不可能ではないはずです。

子どもを習い事漬けにするなど、不必要にお金をかけることを考えて教育費に悩むのではなく、子供が欲する教育をいかに受けさせるかにお金をかけることが、教育費とうまく付き合うコツと考えています。

だから、私は6人の子供を持ち、それなりに教育を受けさせて、育てることができていると言えるのだと思っていますよ。

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