歯・口の病気/歯痛・歯の異常

ちょっと痛いけど……我慢したい歯の治療 Best 5(2ページ目)

刺激が痛覚になって表現されることの多い口の中の治療。麻酔しない時に起こりがちな、ちょっと痛みを我慢したい歯の治療についてのBest 5を紹介します。

丸山 和弘

執筆者:丸山 和弘

歯科医 / 歯の健康ガイド


第2位 麻酔

最近では針を刺す部分にあらかじめ表面麻酔を塗り、さらに針も極細の針を使用するため、麻酔の針を刺す瞬間の痛みは、かなり少なくなっています。それでも歯科で利用する局所麻酔は、見えない部分(口の中)に注射されるイメージがあるためか苦手な人が多いようです。

注射ぎらいの人の中には、麻酔をしないで治療をして欲しいという人もいます。しかし神経がある歯は表面のエナメル質より内部の刺激は全て痛みとして感じます。そのため大きくて深い虫歯には、麻酔が欠かせません。

また歯周病の治療に関しても、中程度から重度の歯周病では、治療で歯石を除去する際に痛みが出やすいので、麻酔をした方が痛みもなく快適に治療ができます。麻酔する際のわずかな痛みは、麻酔なしでの治療の痛みよりはるかに少ないものです。


第1位 歯石取り

ちょっと痛いけどやっておきたい歯の治療の第1位は歯石取りです。軽い歯石であれば麻酔を利用せずに歯石を取ることが多いためか、チクチクすることもしばしばです。

歯石取りがどうしてチクチクしやすいのか? それは歯石があるために歯石に接触している歯ぐきに炎症が起こっているからです。もし歯石のない健康な歯の部分を同じように刺激しても出血や痛みはそれほどでもないのですが、炎症があって敏感な部分を歯石を取る際、刺激してしまうので痛みが出やすいのです。

定期的に歯石を除去すると、取るときの痛みが少なくて済みます。さらに一度しっかり除去できれば、あとは自分の管理で歯石がつくのを防ぐことが可能なので、歯石を取ったら歯垢が歯石になる前に取り除くようにブラッシングを頑張りましょう。

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