男性の愛なんて信用できない思い込み!
前回の「親からの愛情と幸せな結婚の相関図」からの続きです。小学校3年生の時に父親が不倫して家を出てしまったことが原因で両親が離婚した経験を持つTOMOMIさん(仮名・27歳)。その幼い時期のトラウマが原因で、彼女はなかなか幸せな恋愛や結婚がイメージできずに、大人になっても男性から大切にされる恋愛を経験できなかったそうです。しかし、そんな彼女が、つい先月にディズニーランドでプロポーズされる夢を実現させて幸せな結婚が決まりました。実際にその彼と初めて出会った時には、今まで付き合ってきた男性とはまったく違う印象だったそうです。男性として決してドキドキするタイプではなかったのですが、初めて会って話した時に、とても誠実さを感じて「実はこういう人と結婚したら幸せなのかもな・・・」と思ったそうです。
幼少期の影響は自分で変えることができますよ!
まさに父親の不倫が発覚した時のショックが大人になっても、男性からの愛情とは信用できないもの、そして愛情はいつか終わりの来るものだという潜在的な思い込みが彼女にはインプットされていたので、そのような誠実な男性を意識的に避けていたのだと振り返っています。
皆さんも知らないうちに幼少期や思春期における親からの愛情によって、もしかしたら幸せな結婚を自らで遠ざけている可能性があります。今日は彼女がどうやって男性の愛情に対するマイナスのイメージから幸せな恋愛や結婚を上手に受け取ることができたのかを一緒に考えていきましょう。
父親こそ恋愛、結婚観に最初の影響与える男性です!
TOMOMIさんのことをあまり大切にしてくれなかった父親であっても、彼女にとっては「たった一人の大切な父親」です。たくさんの愛情を受け取っていなくても、幼い彼女の記憶の中には、父親の存在は生まれて最初に影響を受ける男性です。だから、その父親の愛情こそが、その後の男性から受け取る「愛情の標準値」になっていきます。父親から愛情たっぷりもらっている女性であれば、男性から愛されること、大切にされるということは、当たり前の感覚としてスタンダードな記憶として刻まれていきます。彼女にとって男性からの愛情は父親のイメージでもあり、常に自分をいっぱいに愛してくれる状態でなく、大切にされないことも男性の愛情だと勘違いしてしまったようなのです。その思い込みが、知らずにいつも自分をきちんと大切にしてくれない人ばかりを選んでしまう傾向になっていったのでした。
>続いては、そんな自分の意識を変えるためのヒントをお伝えします。