PHV(プラグインハイブリッド)との組み合わせ
プラグインハイブリッドカー プリウスPHV
PHVの専用配線工事中。結構大掛かりな工事です。
通常のハイブリッド車よりも大型のバッテリーを搭載し、家庭で充電することにより、電気だけで約20km走行できます。電気が無くなるとハイブリッド車(ガソリン燃料)として走行できるので、電池切れでストップすることはありません。
配電盤から単相AC200Vを取り出します。
工事に当たったのは、ディーラー公認のトヨタホームの職人さんたちで、EV用配線を行うため専門の研修を受けているそうです。トヨタホームはトヨタグループの一角として、PHVやEV(電気自動車)と住宅の融合をいち早く目指しているようです。
配線を通すため外壁に穴を開けます
配線を外部に出してからPHV専用のAC200Vコンセントを取り付けました。配線工事の概要はこちらから御覧ください(トヨタ プリウスPHV ホームページ)。
外壁に設置されたPHV専用コンセント。200Vが流れているかチェック。
トヨタホームの方に聞くと、現場によっては数十mもの配線を引き回すこともあるそうです。既設住宅の配線工事はコストも掛かり、配線を隠すのも大変なので、これから新築や大規模リフォームをされる方は、将来に備えEVに対応したAC200Vのケーブルをガレージ付近まで配線しておくことをおすすめします。
コンセントに充電器をつなぎ、さっそく充電してみます。
この20kmという距離は短いようにも思えますが、住宅や都市にとっては大きな進化です。例えば住宅の場合、車庫入れの際に電気だけで走行すれば、排気ガスの問題がなくなり、リビングのすぐ横をガレージにすることも可能となります。またプリウスPHVはオプションでAC100Vの電源コンセントを取り付けられ、非常用電源としても活用できます。
H2V Managerを取り付けると、使用電気量をパソコンやスマホで「見える化」できます。
ショッピングセンターなどでは、駐車場の充電装置を利用して、買い物中にPHVを充電しておくこともできます(現状、ショッピングセンターや自動車ディーラーでの充電代は無料です)。
都市型エコハウスの実践として、エネファームとPHVの組み合わせはベストマッチングではないでしょうか。小林邸で、進化した都市住宅像を体感させてもらいました。
電気を満充電してから都内をドライブ。