「そんな理不尽な……」 限界ママの八つ当たりパターン
ストレスが限界に達したママが「育児疲れ」という名の悪魔に取り憑かれてしまった状況です。- 真冬に授乳している妻に肩越しに服を掛けて上げたら、「触らないで!」といわれた。(30代 1歳♀のパパ)
- 夜中の母乳は大変そうなので、粉ミルクに変えたらと言ったら「うるさい!」と言われた。(30代 1歳♀のパパ)
- 帰ってくるのがのが「遅い」、「早い」。 どっちにしても文句を言われる。(30代 1歳♂のパパ)
- 「私の稼ぎだけでも十分食べていけます」(30代 1歳♂のパパ)
- 「大変だったね」「ありがとう」と言うと「別に」「あたりまえ」と軽く受け流すのに何かで衝突すると「あなたは何もねぎらってくれない。認めてくれない」と言う。(30代 6歳♂、3歳♀のパパ)
- 「大変だったら大変と言いなよ」「つらかったらつらいと言いなよ」と言っているのに、「私は弱音を吐くのは好きじゃない」と突っ張っている。言ってくれたほうがこちらはラクなのに。(30代 2歳♀のパパ)
八つ当たりは、パパだけが受け止められるママからのSOS
八つ当たりは台風みたいなものです。台風に対して「なんでそんなに風が強いんだ」と文句をいってもしょうがありません。勢力が弱まるのをじっと待つしかありません。 八つ当たりと思うと腹が立ちますが、原因はママではなく、ストレスです。ママが八つ当たりしているのではなく、「育児疲れ」という名の悪魔がママに取り憑いて暴れていると考えると良いでしょう。そこにいるのは本来のママではないのです。あからさまな八つ当たりは、ストレスが限界に来ているママからのSOS。どんなことをしても近くにいてくれるパパだからこそ発信できるSOSなのです。SOSを受け取ったパパとしては、なるべく早く「育児疲れ」という悪魔をママの体内から追い出したいところ。ま、過ぎ去るのを待つしかない場合もありますが……。
ママへのお願い……
ママ自身が理不尽なことをしていると自覚している場合はまだましです。「育児疲れ」に完全に取り憑かれる前に、イヤなこと、困ったことを素直にパパに打ち明けましょう。「ひどいことを言ってしまった」と自己嫌悪に陥っている場合ではありません。「パパも疲れているから」なんて気遣いをしてストレスをため込むことで、余計にパパへの負担を重くしていることもあります。
パパへのアドバイス……
中途半端に「ゴメン、ゴメン」と言っていればいいわけではありませんが、「八つ当たりはいけないよ!」などと正論を振りかざすのは意味がありません。早くもとのママを取り戻すには、オレだってヘコむよ…と感情に訴えかけるほうが効果的。ママが落ち着いたすきに、どうやったらママが「育児疲れ」から開放されるのか、具体的な方法を一緒に考えるようにしましょう。「ボクにできることがあればなんでも言ってね」という姿勢を見せるだけで、「育児疲れ」という台風は勢力を弱めるものです。
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