赤ちゃん・育児特集/子育てライフスタイル

パパがやる気をなくすそのひと言(3ページ目)

パパがやる気をなくしてしまっては、結局ママも損する結果に。パパのやる気をなくす言い方や態度の数々を見ながら、どうしたらよりよいパートナーシップを築けるのかを考えてみましょう。

執筆者:All About 編集部

「オレはオレなりの考えがあるのに……」 主体的パパとママの対決パターン

パパも主体的に育児するがゆえに、夫婦間で子育てに対する価値観のズレが露呈したパターン。
  • たまの休みに、子供と二人で出かけて楽しんで帰ってきたら「あなたは結局、家のことはほったらかしで何も手伝ってくれない」と怒られたとき。限られた時間の中では、家事よりも子供と遊ぶほうが大事な気がするけど。(30代 2歳♂のパパ)
  • 子供と外出してママの一人の時間を作ったつもりが「なんでこんなにどろんこなの!」「外で何を食べさせたの?」「ジュース飲ませたでしょ」など、帰宅後責められる。(30代 5歳♂、2歳♀のパパ)
  • 自分が子供にやらせたことを「まだ早い」と否定された。(30代 5歳♂のパパ)
  • 子供が叱られすぎと感じたので、子供をかばうようにすると「あなたが甘いからこうなったんでしょ」と責任を押しつけてきた。(30代 6歳♂、3歳♀パパ)
  • 子供に対する意見のズレを話し合っていると、「結局あなたの勝ちですか」と会話を打ち切る。(30代 3歳♀のパパ)
  • 口論の途中、「もうわかりました!」と話を突然打ち切る。本当はわかっていないのに。(30代 5歳♂のパパ)
※「パパの悩み研究所」アンケートより抜粋
 

夫婦の意見がズレているほうが子供に好都合

夫婦の間で価値観を統一する必要なんてないことは頭ではわかっているはずなのに、いつの間にか「相手をやりこめたい」気持ちに囚われてしまっている状況ですね。

また、どちらかが一歩いいて、うわべだけ相手に合わせるというのも、精神的に非常に不健康です。結局そのストレスが別の部分で表れて、さらにややこしいことになるので、やめましょう。

パパとママの意見がズレているから子供が混乱するなどということはありません。そうやって、人それぞれ違う意見を持っていることを学ぶのです。育児においては、できるだけ多用な世界観、価値観に触れさせることが重要です。パパとママの意見が違うことは子供にとってはむしろ好都合なのです。

ママへのお願い……
ママが育児の主役であることは事実ですが、パパを家来のように、ひれ伏せさせようとしないでください。パパという別の人間が別の考え方を子供に注入してくれていることをありがたく思わないと、お互いのいいところに気付くチャンスを逃してしまいます。自分の言うことが半分でも認められればいいほうだと受け止めるようにしましょう。

パパへのアドバイス……
「ああそうか、オレはいいと思ってたけど、ママはダメって考えなんだね。それはわかった」とママの考えを認めた上で、お互いの考えを尊重しようということを伝えましょう。また逆に、ママの育児姿勢が気になってついつい口を出したくなるパパは、「夫婦でも考え方が違うのは当たり前。自分が正しいとは限らない」と思う謙虚さを忘れていないかよく考えてみましょう。自分が100%正しいと思っていてもたいてい半分くらいは間違っているものです。

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