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憧れの町家で一日暮らし体験!(5ページ目)

京都を訪れるなら一度は宿泊してみたい町家。実際に町家で一日暮らしをした体験談をお伝えします!

葉石 かおり

葉石 かおり

京都 ガイド

エッセイスト。他にきき酒師、焼酎アドバイザー、日本酒学講師として活動。パートナーが西陣・呉服問屋三代目で東京と京都の二都居住生活を開始。京都に関する書籍も執筆。

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食事はフリースタイルが基本

ざっと町家内を探検した後は食事へ。

旅館だと食事時間が決まっていますが、ここはフリースタイル。好きな時間に好きなものを食べに行けばいいのです。しかも場所は便利な木屋町通り沿い。すぐ近くにはイタリアン、おばんざい専門店、カフェとあらゆる飲食店が揃います。

おこもり派の方には特製サンドイッチの出前や、料理人を呼んで料理を作ってもらうなんてこともできます。事前にコンシェルジュに相談し、食べたいものや苦手なものを伝えれば、予算と希望に合ったプランを提案してもらえます。

この日、私達はサッと外食を済ませ、川床で月を見ながらとっておきの日本酒を飲みました。京都にいながら、まるで旅をしているような気分! 

テレビに邪魔されることなく、会話も弾みます。酒器に映った満月の美しさは、一生の思い出になるでしょう。

食後は木の香り漂うお風呂でのんびり

お風呂1

一階のお風呂からは木の香りが

川からの風で冷えきった体は槇のお風呂で芯から温めます。入浴剤を入れずとも、天然木の優しい香りで十分。
シャワールーム

二階にはシャワールームも完備

湯船につかるのがおすすめですが、シャワー派の方のためには二階に独立したシャワールームを完備。水回りは近代的かつ清潔そのもの。「古い家だと水回りが心配……」という方にも安心です。
朝焼け

朝焼けの鴨川の美しさに言葉を失う

足先までポカポカになった体を、フカフカの布団に滑り込ませ、その夜は夢も見ることなくぐっすり。

早朝、窓から漏れる光で目を覚まし、外を見ると、燃えるような朝焼けが。夜から朝へと変わる、ほんの一瞬の蒼い時。その美しさに言葉を失いつつ、京都という場所にいることの幸せを噛みしめました。
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