見終わったらハッピーな気持ちになったオススメ恋愛映画
「海角(かいかく)七号 君想う、国境の南」

■ストーリー:
日本統治時代1940年台の台湾。台湾最南の町に赴任した一人の日本人教師。彼は日本名小島友子という台湾人の教え子と恋に落ちた。

終戦後、友子を台湾の港に残し、彼はやむを得ず内地に戻る引揚船に乗った。日本への航海の途中彼は彼女への恋文を毎日書き綴った。

60年の時が流れた台湾南部の小さな町。台北でミュージシャンになる夢破れ町に戻ってきた青年アガ。

継父であり町議会議長でもある洪の世話で、郵便配達の仕事を始めたアガだったが、ある日彼はあて先不明の郵便物を見つけ封を破ってしまう。それはかの日本人教師の娘が、死亡した父親の遺品の中に投函できなかった恋文を見つけ、台湾に届けるため郵送したものだった。しかしアガには日本語は読めず、宛先の住所も今では使われていないものだった。

その頃、町のリゾートホテルでは日本人歌手が公演するビーチコンサートの計画が進んでいた。アガを中心に6人の寄せ集めメンバーによる前座バンドが結成される。そんな彼らをマネージメントする立場として、町にたまたま派遣されていた中国語が話せる日本人ファッションモデルの友子に白羽の矢が立つ。

彼らはコンサートを成功させられるのか? そして手紙は無事届けられるのか?

■主なキャスト:
アガ(范逸臣)、友子(田中千絵)、中孝介(60年前の教師と本人役の二役)

■オススメの理由:

この作品は台湾映画の興行史上No1の記録を打ち立てた大ヒット作であり、昔書かれた恋文が60年の時を越えて二つの国の恋人を結びつけるロマンチックなラブストーリーです。

この作品の特徴は、何と言っても全編を通して溢れ出る台湾の日本に対する愛情です。

台湾は世界一の親日国(先の震災でも世界でとび抜けて多い義援金が送られ、その9割以上は民間からでした)とはよく耳にしますが、作品中の様々な場面にいろいろな形でそれは表れ、愛情だったり昔の日本的な良さが受け継がれている感覚だったり、ストーリーとは別のところで不思議な温かさを感じる面白さがあります。

また本作には、現代の台湾の地方が抱える問題点や、台湾人と先住少数民族や客家の人々との関係なども織り込まれ興味深いです。

欧米的なおしゃれで洗練されたラブストーリーではありませんが、心が温まる優しい映画をお探しの方はぜひ1度ご覧ください。




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