人気モデルに“ミニの高性能バージョンといえば……”が登場
ここまできたからには、もう何でもアリ、なのである。新たに2ドアバージョン“ペースマン”まで登場した“でっかいミニ”=クロスオーバー。通常のミニにあるグレードがどんどん追加されていっても不思議じゃない。“ミニ”という自動車界のヘリテイジを核としたBMWのFFコンパクトカービジネスは、拡大の一途を歩んでいるのだ。クロスオーバーの日本国内における販売台数は、ミニ全体のおよそ半分弱を占めるようになり、ディーラーにとっては重要な収益源となっている(売れ! という圧力や号令もハンパないと聞くが)。そんな人気モデルにもついに、“ミニの高性能バージョンといえば……”、のジョン・クーパー・ワークス(JCW)が加わった。
もっとも、ミニブランドはといえば現在、世界ラリー選手権に、その名もジョン・クーパー・ワークス(JCW)というクロスオーバーベースのラリーカーを送り込んでいる。クロスオーバーのトップグレード・クーパーSオール4をベースとした市販JCWモデルが登場する素地は、とっくに整っていたというわけなのだ。