外貨預金・外貨MMF/外貨預金の基礎を学ぼう

女性のための外貨預金入門

投資が苦手と感じている女性のために、外貨投資の基本である外貨預金の始め方をお教えします。海外旅行などをきっかけに外貨預金に興味を持った方、これを機会に始めてみませんか?

國場 弥生

執筆者:國場 弥生

外貨預金・外貨MMFガイド

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女性から人気を集める外貨預金

株式や投資信託などの金融商品や資産運用について「苦手」「よく分からない」という感想を持つ女性は多いもの。でも、外貨預金については、海外旅行などで外貨になじみがある、比較的しくみが分かりやすいなどの理由から興味を持つことも少なくないようです。外貨預金は、ドルやユーロ、オーストラリアドル(豪ドル)など外国の通貨建ての預金。国内の銀行などで広く取り扱われています。円預金と同じように、普通預金や定期預金などがあり、預ける期間や目的に応じて預金の種類を選ぶことができます。

「預金」と名は付くものの、預けるときと引き出すときに外国為替手数料が必要だったり、外貨ベースでは元本が保証されるものの、為替レートの動きによって円換算したときには損失を被る可能性(反対に利益が生じることも)があったり、円預金とは異なる点もあります。

ますます充実、通貨のラインナップ

外貨預金は、それぞれの国の経済状況に応じた金利が適用されるので、どの通貨を選ぶかによって受け取る利息の額は変わります。ドル、ユーロ、オーストラリアドルといった定番通貨のほかに、中国の通貨「人民元」やブラジルレアル、南アフリカランドトルコリラなどを取り扱う金融機関も増えて、外貨預金の選択肢は広がっています。

<通貨別の金利の例>
新生銀行2012年9月時点の例※普通預金金利

新生銀行2012年9月時点の例※普通預金金利



円に戻すだけじゃない、外貨預金の使い道

将来、預金を外貨のままで旅行やショッピングなどに利用するというのも外貨預金にチャレンジする人の目的の1つ。外貨のキャッシュやトラベラーズチェックとして引き出す、クレジットカードでのショッピング代金を外貨決済にする、などの方法があります。外貨のキャッシュやトラベラーズチェックとして引き出す場合は、金融機関によって対応が異なるので事前に確認しておくことが大切。もし、選んだ金融機関にそうしたサービスがない場合は、サービスのある別の金融機関へ送金してから引き出すことになります。

また、クレジットカードでのショッピング代金を外貨決済することができるのは、ソニー銀行の「2通貨決済機能付クレジットカード」や「SBIカード」のドル決済サービスなど。現在のところ、ドルのみ利用可能になっています。

まずはどんなことに使いたいか、いくら位貯めたいかなどをしっかり考えたうえで、チャレンジしてみてはいかがでしょう。

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