■ユーロ注目の根本の理由は「資産の分散」
現在、為替マーケットに注目が集まっています。「円安」について内外の政治家や企業経営者がさまざまに言及しています。ちなみに私は、年末の>「2002年の展望と注目点」で「2002年はユーロが注目」と述べました。
ユーロは、1999年1月に130円台からスタートし、2000年10月には90円台まで下落し、現在110円台後半といったところです。
私がユーロを注目する根本の理由は、これからユーロが値上がりするからということではありません。短期的な為替変動で外貨建て投資を勧めるつもりはまったくありません。分散投資の観点で円以外の通貨に資産を分散するにあたって、ユーロは外せないということです。
■レンジ=値動きの幅を想定しよう!
ただし、個人が資産運用として外貨建て投資を行う場合、ある程度のレンジを想定した投資行動が求められるでしょう。考え方としては、たとえばユーロ相場はスタートして現在にいたる過程で形成されたレンジとしては、ユーロ安の下限が90円、上限が130円ということになります。
したがって、現在の水準は中間よりちょっとユーロ高に位置するので、これからユーロを買おうとする方は、そのレンジの中のどの程度の位置からスタートするのかという認識をもつわけです。
■まずは、少しずつ買ってみる
もちろん、マーケットに投資する場合の鉄則である「いっぺんに買わない」=「分けて買う」を実行しなければなりません。自分の金融資産のうちユーロに振り分ける最大の金額をまず決めて、その3分の1とか5分の1の金額でまず買ってみるということです。
そして現在の水準よりユーロ安になれば、つまり110円を切り100円台になれば、徐々にユーロを買い増していきます。逆にユーロ高が進むようなら、しばらく様子を見てもよいでしょう。基本的に為替マーケットは、中長期的には一定のレンジを往来するものです。慌てて行動せず、じっくり構えた方がよいでしょう。
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