スレイマニエモスク、その見どころ

スレイマニエ・ステンドグラス

よっばらいイブラヒムのステンドグラス

上述したように、スレイマニエモスクは元々穏やかな白を基調とした質素な装飾が基本。他の観光的モスクに比べて、あでやかな派手さはありませんが、むしろ落ち着いた明るさが、モスクにありがちなどんよりした空気を一掃してくれます。

一番の見どころと言われているのは、ミフラーブやミンバル上部にあるステンドグラス。偶像崇拝禁止のイスラム教のモスクにあるステンドグラスなので、表現されているのは花文様やアッラーのアラビア文字などですが、それでも美しい色が織り成すガラスの芸術はレベルの高い有名作品です。作者は「よっぱらいイブラヒム」という意味のサルホシュ・イブラヒム。およそムスリムらしくない呼び名です。

スレイマニエ・カリグラフィー

出入口上部をはじめとしたモスク内外に飾られているアラビア文字カリグラフィーは、主にアフメットカラヒサルの作品

内部にあるタイルは16世紀のイズニックタイル。ドームや壁に描かれているアラビア文字の書(カリグラフィー)は、著名な芸術家、アフメット・カラヒサルの作品です。全てトルコ芸術として名高いものばかりなので、是非見ておきたいところ。

モスク裏手にはスレイマン1世の霊廟、その隣にはスレイマンが寵愛し、後宮の女奴隷としての立場から正式な皇后にまでのし上がったヒュッレム・スルタンの霊廟もあります。そしてモスク反対側の裏手には、意外と質素なミマール・シナンのお墓もあるので、足を伸ばしてみては。

ちなみに、スレイマニエモスクはその立地とシルエットの美しさも見どころなので、ぜひ新市街にあるガラタ塔や、ボスポラス海峡・金角湾を通る船からその外観もみてみてください。

スレイマニエ攻略法

スレイマニエモスク

お祈りの前に身体を清める人たち

スレイマニエモスクは今でも正式なモスクとして機能しているため、一日5回ある礼拝時間帯には観光ができません。毎日ちょっとずつずれていく礼拝時間ですが、基本的に午前中は大体開いているので、狙い目。おススメは、午前中にここを見学し、その後周囲のレストランでランチを取ること。

 

スレイマニエモスク入口

入口ではこうして布を貸してくれる。女性は必須なので、持参すると便利

モスク内に入る時、女性は髪の毛をスカーフで覆う必要があり、男性でも短パンなど肌を露出した服装では入場することができません。一応入口でこうした髪の毛や露出した肌を覆うための布を貸してくれますが、気になる人はマイ・スカーフを持っていくといいでしょう。

入場の際は靴を脱ぐ必要があります。入口にビニール袋が置いてあるので、これを取って自分の靴を入れ、見学中は自分で持って歩きます。

<DATA>
■Suleymaniye Camii(スレイマニエ・ジャミイ)
開館時間:一日5回ある礼拝時間以外
休館日:なし
入場料:なし(寄付)
アプローチ:トラム・Eminonu駅から徒歩19分、またはBeyazit駅から徒歩14分