ミントをラベンダーの精油に加えて入浴剤に
ラベンダーの精油は単にリラックスだけでなく、他にもさまざまな用途があります。アロマに携わる方の中には、「ラベンダーの精油1本、カバンに入れておけば、いざというとき安心」という方もいらっしゃいます。その点、乾燥ラベンダーは主に芳香浴のためのものです。見た目もきれいな紫色で、形もかわいらしいです。でも、単に乾燥ラベンダーをそのまま使うのに飽きたら、ぜひ「アルコール抽出」をオススメします。
無水アルコールがベターですが、ホワイトリカー(35度以上の焼酎などのお酒であれば抽出には問題ありません)でも十分です。適当な空き瓶にアルコールと乾燥ラベンダーを入れて、1カ月ほど冷暗所で放置します。するとラベンダーの成分がアルコールによって抽出されますので、これを精油代わりに使うことができます。ちなみにこれを「チンキ」といいます。
アルコールは水にも油にも溶ける性質があり、ラベンダーの水溶性の成分と油溶性の成分との両方が溶け込みます。「精油」ですとその名の通り後者のみで、ハーブティーは前者のみ。その点ではチンキはお得かもです。
ただ、当然アルコール度数はかなり高いので、そのまま肌につけたり、芳香浴をするような用途には向きません。
私は、ラベンダーだけでなくここに乾燥ミントも加えてチンキをつくり、これを入浴剤代わりにして、ぬるめのお風呂に入れます。(入浴直前よりは、もう少し前に入れておいたほうがアルコールが多少飛ぶのでいいかもしれません)
ラベンダーのリラックスと、ミントのリフレッシュ、またアルコールに溶け込んださまざまな成分で、充実した入浴タイムが過ごせます。