天然記念物のプチ秘境……京都駅から1時間の「清滝川」
清滝川は「清滝川のゲンジボタルおよびその生息地」として国の天然記念物に指定されている第一級の清流。その落合橋から清滝橋(高雄)までの天然記念物指定区間が遊歩道で散策できます。途中、清滝の集落を経由しますが、大半は人家も何もない山の中で、ちょっとした秘境の雰囲気。なかでも落合橋・清滝間の金鈴渓は、写真のようにコンクリートの人工物がない自然のまま渓谷美を堪能できます。道も遊歩道というより登山道に近く、歩く人も少なくて、より秘境的です。一方、清滝・高雄間は錦雲渓と呼ばれ、ここの秋の紅葉の美しさは格別です。高雄・槇尾・栂尾の三尾方面の観光客も往来するので、かなりにぎやか。道幅も広くよく整備されています。清滝川は落合橋で保津川(桂川)と合流します。JR保津峡駅から落合橋までの車道からは、保津峡と保津川下りの舟が眺められます。高雄から歩いて保津峡駅まで来て、時間に余裕があったら、電車で亀岡駅に行って、そこから嵐山まで保津川下りを楽しむのも良いでしょう。また、逆に高雄まで川を遡って来て時間と体力に余裕があったら、高雄山神護寺などの三尾の名刹を拝観されるのも良いと思います。
■清滝川
地図:Yahoo!地図情報
アクセス:
落合橋へ JR山陰線保津峡駅(京都から20分)から保津川沿いに車道を東へ徒歩30分
清滝へ JR京都駅から京都バスで約1時間
高雄へ JR京都駅から京都市バスまたはJRバスで約1時間