新作の有田焼で前菜三種をコーディネート(2ページ目)

余白がありシンプルに文様が描かれたプレートを使って

「風花」は、渦流水が雪解けの小川を表現、花はその雪解け水の養分をいっぱい吸い込み春の訪れを告げる桜と菫（すみれ）をイメージして描かれた作品です。「春風」とは、対照的な作品なので選びました。ガイドは春の花では、桜と菫が大好きですが、ここでは繊細なデザインがほどこされています。

シンプルな文様なので、お料理の盛り付けには気を使いたいものです。実際にお料理を盛り付けて初めてそのデザインの美しさが完成されます。前菜三種でも良いですが、メインなど他のお料理を盛り付けて、3つの小さい器には、薬味や抹茶塩、ソースなどを盛り付けてはいかがでしょうか。

前菜三種用に使用した器は、左下は杯で、中央と右上は、珍味入れの下の部分です。お出しする時は、ふたをしてサービスします。カトラリーレストにナイフとフォークと箸を画像の様に縦にセット。赤い塗りの箸を選び、ポイントカラーにします。

今回ご紹介した有田のディナープレートは、他にもアンダープレートや盛皿などいろいろな使い方が楽しめます。お料理も、和食だけではなく、中国料理やエスニック、洋風と、前菜以外の料理も、パスタやメイン料理、サラダ、チーズ、デザートにとイメージが膨らみます。
協力：肥前陶磁器商工協同組合