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国宝の寺、修験の寺……広島の尾道浄土寺

尾道浄土寺は、本堂、多宝塔は鎌倉時代末期の建築で国宝。近世以前の寺院景観を良好に残しているということで、境内そのものが国宝に指定されている全国的にも珍しいお寺です。一見なんでもなさそうな境内の石塔さえ、国の重要文化財だったりして驚かされます。

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境内そものもが国宝!全国的にも珍しい広島の「尾道浄土寺」

 

 

本堂、多宝塔は鎌倉時代末期の建築で国宝。近世以前の寺院景観を良好に残しているということで、境内そのものが国宝に指定されている全国的にも珍しいお寺です。南北朝時代の阿弥陀堂、室町時代前期の山門、江戸時代の庫裏、客殿、唐門などは国重要文化財。一見、なんでもなさそうな境内の石塔さえ、案内板によれば鎌倉時代や南北朝時代のもので国重要文化財だったりして驚かされます。国重文ではありませんが、足利尊氏の墓と伝えられているものもありました。なんでそんなものが尾道にあるのか謎です。

本堂のある境内を出て、隣の海龍寺の裏手にある石鎚権現のお堂に行くと、浄土寺山の頂上にある浄土寺奥の院への鎖場があります。一の鎖、二の鎖、三の鎖と連続する、なかなかにハードな鎖場で、ここを登れば、気分はすっかり修験者。本場四国の石鎚山の鎖場のような垂直に切り立った岩場ではありませんが、岩の表面が滑らかで足場が少ない分、腕力が必要です。

奥の院へは鎖場からでなく、ふつうに歩いて登ることもできます。山頂からの眺めは絶景です。

■浄土寺
所在地:尾道市東久保20-28
アクセス:尾道駅から徒歩40分(2km)
尾道駅前から路線バス、浄土寺下バス停下車(140円)
地図:Yahoo!地図情報
HP:http://www.ermjp.com/j/temple/

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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