リーズナブルな価格でできる手作り柔軟剤
漬物の色止めなどにつかう「焼ミョウバン」。これを水に溶かした「ミョウバン水溶液」を柔軟剤代わりに洗濯機に入れて使います。
そもそも洗濯洗剤の水溶液は弱アルカリ性ですが、そのまま柔軟剤を使わないとごわごわした手触りになります。髪を洗うのと同じ原理です。そのアルカリ性に傾いたpHを中性に近づけてくれるのが、柔軟剤です。
その点、ミョウバン水溶液は弱酸性なので、柔軟剤として必要十分な役割が担えます。
また、ミョウバンは昔から制汗剤として家庭療法的に使われてきました。雑菌の繁殖を防ぐ効果もあり、生乾きのニオイや放置した洗濯物のかび臭さなども防げます。ミョウバンの結晶は別名「アルム石」。有名な市販の制汗剤にも使われています。これがまたなかなか強力なのです。
そして最大のポイントは、「激安」! ミョウバンにも医薬品グレードのものがありますが、スーパーの調味料売り場などで「漬物用焼ミョウバン」が一袋60~150円くらいで売っています。
作り方
水1.5Lに対しミョウバン50gを溶かしますが、このへんの量はアバウトで大丈夫です。瓶やペットボトルにミョウバンを入れ、水を加えてフタをしてシェイク。一晩置くと、濁っていたものが透明になります。もし底に溶け残っていても構いません。量が減ったところで少し水を加えればOKです。使い方
柔軟剤と同じタイミングで(または柔軟剤投入口にあらかじめ)洗濯機の中に投入します。ちなみに、柔軟剤はもちろん、先述の制汗剤・入浴剤としても使えるので、汎用性が高いのもおもしろいところです。