満開の桜が城跡を包み込む高遠へ【長野】(2ページ目)

桜に覆われた公園内を散策

街の中から階段と坂を登って、最初にたどりつく三の丸は、元高遠城の楼門がある広場となっており、満開時になると桜の花で覆われます。

隣にある旧藩校・進徳館も含めてここだけでも十分見応えのある桜の風景なのですが、高遠のメインの桜はこの先にある本丸なのです。
公園の北ゲートから本丸に入ると、三の丸同様に桜の花で覆われた風景を見ることができます。その中でも人気が集まるのが空堀に架けられている桜雲橋という橋。

小さな太鼓橋という昔ながらのスタイルもさることながら、橋の上を覆う桜の花との組み合わせが強く印象を残す場所ですね。

別のコースを歩くと空堀の下にも回り込むことができますので、アングルを変えて橋と桜を眺めてみるのもいいですね。
南ゲートを出て、少し歩くと湖が見えてきます。この湖は高遠ダムにより誕生した高遠湖。桜と湖という風景も楽しむことが可能です。見通しが良ければ南アルプスの山々も見えますよ。

高遠城址公園は、本丸内が有料での観覧となっていますが、当日であれば観覧券を見せることで再入場が可能です。

南ゲートの先には、信州高遠美術館や高遠歴史博物館、絵島事件により高遠へ流刑とされた大奥の実力者、絵島が幽閉された絵島囲み屋敷もありますので、足を運んでみるのも良いでしょう。