さまざまな作品で取材された「安来市立和鋼博物館」
「安来市立和鋼博物館」は日本古来から伝わる、砂鉄より製鉄を行う、たたらに関する展示を行った、ユニークな博物館。たたら製鉄の資料の豊富さは随一で、ジブリの名作アニメ「もののけ姫」の製作チームも和鋼博物館の展示を参考にしたそうです。古くは司馬遼太郎が「街道をゆく」の取材で訪問しています。砂鉄を原料に、木炭の燃焼熱によって、鉄を精製します。和鋼博物館では、炉やふいごから成る製鉄所である高殿の模型や、たたらで造った日本刀、農機具などの鉄製品を展示してあります。安来市はかつてたたらの積出港として栄えた歴史があり、この地にある日立金属安来工場では、今も少量ながら奥出雲に残るたたら製鉄の操業を支援しています。
住所:島根県安来市安来町1058番地
電話: 0854-23-2500
開館時間:午前9時~午後5時まで(入場は4時30分まで)
休館日:水曜日(祝日と重なった場合は翌日)
12月29日から1月3日まで
地図:Yahoo!地図情報
HP:http://www.wakou-museum.gr.jp/