見る人に不思議なインパクトを与える観音様
明石海峡大橋を越え、淡路島をドライブしていると国道28号線沿いに突如として現れる巨大な観音様が「世界平和大観音像」です。台座を含め約100mという高さで、関空に発着する飛行機や神戸市の方からもその姿が確認できるとか。しかもよく見ると、まるでムチ打ちのギブスが巻いてあるかのような首だったりと、
なんだかユーモラス。見る人に不思議なインパクトを与える観音様なのですが、
1977年、不動産経営で財を成した奥内豊吉氏が私財を投じて建立したものだそうです。
現在は「廃墟」
首のギブスに見える部分は展望台になっており、以前は訪れることができたそうですが、老朽化により2006年に閉館。現在は廃墟となっており「立ち入り禁止」となっています。さらに倒壊の恐れから、2009年には検討委員会が設置され、2011年には淡路市が補修工事をしたそうです。
そのため、近づいてじっくり見ることは決しておすすめしませんが、遠くから眺める分には、なんとも心和む巨大な観音様。阪神淡路大震災の際に、周辺一体を守ってくれたと考える地元の方もいるようです。
※あくまでも「廃墟」のため、中は立ち入り禁止です。
■世界平和大観音像
所在地:兵庫県淡路市釜口2006
アクセス:神戸淡路鳴門自動車道・淡路ICより国道28号線を約11km南下した右側
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