日本の文学作品に深く関係する風景がココに
実は、阪神電車の沿線には、日本を代表する作家たちにゆかりのある建物や風景がたくさんあるんです。
たとえば、「打出駅」近くの打出公園は、村上春樹のデビュー作品『風の歌を聴け』の中の「猿のいる公園」のこと。「西宮駅」の海側、西宮マリーナは『1Q84』に登場するヨットハーバーだと言われています。
「香櫨園駅」にあるカトリック夙川教会は遠藤周作が洗礼を受けた教会。「石屋川駅」の石屋川公園には、野坂昭如作『火垂るの墓』の碑が建っています。
「今津駅」は、『阪急電車』(有川浩作)の舞台となった阪急今津線との乗換駅。「月見山駅」の須磨離宮公園内にある植物園は、『華麗なる一族』(山崎豊子作)のモデルといわれる財閥家の邸宅跡地です。
古くは、『源氏物語』や『平家物語』の舞台にもなったエリア。東は大阪・梅田から、西は「舞子公園駅」あたりまで、お気に入りの小説を片手に、のんびり散策してみるのも素敵ですよ。
■散策エリア・ポイント
阪神電車沿線、最寄り駅