アート・美術展/カフェやレストランが併設されている東京の美術館

ここはどこ? という気分になる根津美術館のカフェ

根津美術館で見逃せないのが、建物から一歩出ると目の前に果てしなく広がる庭園。そんな庭園の中にあるのが、ここはどこ? という気分になるカフェ『NEZUCAFE』です。

藤丸 由華

執筆者:藤丸 由華

東京ガイド

隈健吾さんデザインのカフェ『NEZUCAFE』が館内に!
根津美術館

undefined隈健吾さんデザインのカフェ『NEZUCAFE』

隈健吾さんデザインのカフェ『NEZUCAFE』

約3年前、新しい建物となって登場した「根津美術館」には、今自分が東京のど真ん中にいることを忘れてしまう素敵なカフェが存在します。

根津美術館は1941年、鉄道会社などを経営していた明治の大実業家であり、東洋古美術の蒐集に熱心だった根津嘉一郎の遺志によって南青山の根津家敷地内にオープン。2万平方メートルという広大な敷地に、国宝7件、重要文化財87件を含む約7000件の古美術品が収蔵されています。2009年に再オープンした新美術館は建築家・隈研吾さんの設計です。

根津美術館で見逃せないのが、建物から一歩出ると目の前に果てしなく広がる庭園。敷地の約4/5を占める広大な庭園は、4つの茶室をはじめ、舟の浮かぶ池あり、鳥居あり、石仏・石塔あり……。ファッションの最先端の街・青山にいるとはおよそ考えられない緑深い庭園で、どこまでも続く小径を奥へ進むと、山へ迷い込んだような感覚にとらわれるほどです。

そんな庭園の中にあるのが、こちらも隈健吾さんデザインのカフェ『NEZUCAFE』。窓一杯に広がる緑を愛でながらミートパイ、バームクーヘンなどが楽しめます。いつ行っても混んでいますが、少々待っても席に着くと「待った甲斐があったなぁ」と思わせてくれる、特別なカフェです。


根津美術館
  • 住所:東京都港区南青山6-5-1
  • TEL:03-3400-2536
  • 入館料:一般1000円/学生(高校生以上)800円
  • 特別展:一般1200円/学生(高校生以上)1000円
  • 開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日:月曜日(祝日は開館、翌日火曜日は休館)、展示替え期間、年末年始
  • アクセス:東京メトロ『表参道』駅より徒歩8分
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