ベスト3:岡部幸雄 元騎手
2005年まで活躍。当時は現役最高齢騎手。あまり知らない方でしたが、ちょっと競馬について調べてみると、必ずこの方の名前を見ます。武豊騎手以前は岡部騎手が受賞者の常連で、「名手」と呼ばれていました。また、海外遠征で知った他国の競馬文化をいち早く取り入れたり、初めてフリーの騎手となったり、中央競馬に対して様々な提言をしています。レースの成績はもちろん、それ以外でも「競馬」そのものに対して貢献してきた方です。
武豊騎手も海外で馬に乗ったとき、岡部さんに影響をうけていることに気付かされた、というような内容を本に書いています。岡部さんなくして、今の競馬はありません。今の競馬は、岡部さんが切り開いてくださったのです。
ベスト2:武豊 騎手
現役騎手です。若い頃から「天才」と呼ばれていました。漢字2文字という印象に残りやすい名前と、そしてやはりなんといってもその「強さ」。どんなレースでもたいてい1着は武豊騎手ですし、武豊騎手が騎乗する馬は大抵倍率が低いんですよね……。
あと、さすが有名人なだけあって、テレビにもよく出演されています。気さくな雰囲気に好感が持てます。気難しくない天才はいいです。
ここ最近は怪我などでしばらく見かけないこともありましたが、やっぱり武豊騎手がいるレースといないレースとでは何かが違います。これからの活躍にも、改めて期待です!
ベスト1:安藤勝己 騎手
中央競馬で活躍中。現在最年長騎手です。リーディングジョッキーの表を見ると、このひとだけ唯一出身が地方競馬、しかも実家の隣町にある笠松競馬場の名前が載っていました。それが、この安藤勝己騎手。愛称はアンカツ。
地方競馬と中央競馬の交流も今では普通ですが、それをより普遍的なものにしたのはまさに安藤選手。彼がはじめに移籍を考えて受験した際、学科試験で落ちてしまいました。でも彼に実力はあるのはみんなが知るところなので、周囲の反発があり、「地方競馬で実績を上げていれば、中央競馬への移籍試験を一部免除」という、通称「アンカツルール」が設けられたりしたほど。
コンビニに競馬新聞を買いに来るおっちゃんたちも、レースの予想はもちろんですが、アンカツの活躍ぶりもチェックしているようです。現在最年長騎手がどこまでやってくれるのか、目が離せません。