妊婦さんに喜ばれるお土産、鵜戸神宮の「おちちあめ」
日本神話の里・宮崎の鵜戸神宮は、神武天皇の父である鵜草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)を祭り、海幸・山幸の伝説の舞台としても知られている神社です。その海幸・山幸伝説に登場する豊玉姫の話にまつわるこちらの名物「おちちあめ」。山幸彦と結婚した海の国の豊玉姫はワニの姿になって出産する様子を山幸彦に見られてしまいます。悲しみ、その姿を恥じた姫は子供を残して海の世界へ。その時に両乳房をつけた岩からしたたる乳水で育った子供が、鵜草葺不合命と言われているそうです。
いまも“お乳岩”と呼ばれる岩からは乳水がしたたり、その水を使って作っているのが「おちちあめ」です。初穂料は300円。この中に、半透明のドロップのような飴玉が入っており、その一粒をお湯に溶かして飲むと、お乳の出がよくなると言われています。
かわいい安産お守りなどもあるので、身近な妊婦さんへのお土産にすると喜ばれると思います。また、鵜戸神宮でいただける「おちちあめ湯」もおすすめです。ショウガが効いたちょっととろみのある甘いあめ湯。温かいものと冷たいものがあります。暑い季節に行ったので、つめたいあめ湯がおいしかったです。
■鵜戸神宮
住所:宮崎県日南市宮浦3232
Tel:0987-29-1001
地図:Yahoo!地図情報