食と健康/食と健康の基礎知識

おいしさに影響する「食感」を意識しよう

日々の食事がおいしく感じられることは、喜びであり、また私たちが健康を維持する上で重要なことです。おいしさは、味覚だけではなく様々な要素が含まれています。今回は「食感」について取りあげます。

南 恵子

南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康 ガイド

NR・サプリメントアドバイザー、フードコーディネーター、エコ・クッキングナビゲーター、日本茶インストラクターなどの資格取得。現在、食と健康アドバイザーとして、健康と社会に配慮した食生活の提案、レシピ提供、執筆、講演等を中心に活動。毎日の健康管理に欠かせない食に関する豊富な情報を発信していきます。

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おいしさは、舌だけで味わうものではない

おいしさは、舌で味わうと思いがちですが、無意識のうちに味覚も含めた「五感」と呼ばれるセンサーがフル活動して、おいしいか、好みに合うかなどの判断をしています。

味覚については、「味覚と健康はどうつながっているの?」の記事をご参考になさってください。

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味覚に加えて嗅覚で感じられるものは化学感覚と呼ばれます。さらに私たちは、ネバネバ、モチモチ、ふわふわーっと表現されるような食品の物理的性質も、おいしさを構成する大切な要素となります。のどごしのおいしさと言えば、日本食ならおそばは喉で味わうというように、喉を通過する感覚を楽しみますよね。

さらにおいしさを感じる要素としては、温度や天候、雰囲気などの環境や、疲労や年齢等の生理状態、喜怒哀楽等の心理状態、食文化や体験等の情報なども影響します(表参照)。

今回は、食感(口触り、噛みごたえ、粘度など)にお話を絞って解説します。
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