「自分を愛する」とは?
自分を愛するとは、理想通りではなくても、自分の存在を受け止め、自分の成長を願うこと!
先ほど、本当の愛情は、「自分の理想通りではなくても、ただ、ただ、相手の存在を受け止め、相手の幸せを願う」ことだと言いました。
自分に対しても同じなんです。
自分を愛するというのは、「理想通りではなくても、自分の存在を受け止め、自分の幸せを願うこと」なんです。
人によっては、自分の都合の良い相手を恋人として取っ替え引っ替えして、汚い手段で出世をして、自分の願望を権力でもって実現させることを、幸せだと思ってしまう人もいるでしょう。
もちろん、世の中は「自分の行いは自分に返ってくる」ものなので、悪いことをしたら、必ずといっていいほどしっぺ返しが来ます。
ただ、そういった罰があるから、それは幸せではない、と言っているわけではありません。
私たちの本当の幸せであり、喜びというのは、「自分が成長できた」ときなんです。
この場合の「成長」というのは、上っ面の出世などではなく、真の成長(=魂を磨くこと)です。
そして、自分が成長することができたら、より自分のことを好きになれるのです。
反対に、汚い手を使って、それが罪に問われなかったとしても、自分の“自己嫌悪”を侮ってはいけません。
誰もが、自分の自己嫌悪によって、自分を責めて、苦しむのです。
だから、自分を愛するということを、言い換えると、
「理想通りではなくても、自分の存在を受け止め、自分の成長を願うこと」なんです。
昨日よりも、今日、今日よりも明日、少しずつ、自分を成長させて、自分をもっともっと好きになることが、大切なのです。