肩こりから頭痛になる人が多い
仕事中に肩こりから頭痛を感じるようになるケースは多いです
いつものように机に向かい、パソコンを使いながら仕事をしていると、首の付け根あたりがぎゅ~っと硬くなるように感じたことはありませんか? そのままにしておくと、首の後面に板が入ったかのようにガチガチになり、後頭部にも重苦しい痛みが生じることもあります。
頭部や頸部など、肩こりに関連する筋肉が緊張を起こすことで頭痛になるケースは、肩こりが悪化したと感じずに頭痛になる人もいれば、肩こりや首の張りが気になり始めてから頭痛を感じるようになるという人もいます。
頭痛で仕事もはかどらず
鈍痛や締めつけるような痛みで、嘔吐は伴いにくいタイプの頭痛ではありますが、緊張型頭痛を発症すると、パソコンでの仕事を続けるのもつらく感じ、頭で考えたりする作業でも、思うようにいかず痛みが強まることもあります。
我慢してパソコンのディスプレイを見つめていると、目の奥や前頭部の痛みも出てきてしまい、軽い吐き気を訴えるケースもあります。そのため、忙しく仕事をしなくてはならない就業時間中の発症は、できれば避けたいというビジネスパーソンが多いのです。
肩こりの人は要注意!
緊張する出来事が筋肉のこりを強める可能性もあります
緊張型頭痛は、日頃から首や頭部などの肩こりを生じやすい筋肉の緊張が続いていると、発症しやすいです。こうした下地ができていると、仕事で緊張する場面や、一生懸命に考え意見をまとめたりといった、頭の中までも疲労するような出来事で、一時的な負担(ストレス)が引き金となり、すぐに肩こりが悪化し頭痛になることもあります。
同じ姿勢が続き、運動不足になりがちな人も、筋肉の疲労が残ってしまうと頭痛を繰り返してしまいやすく、毎日のように症状を訴えるケースもあります。また、目の疲労が強い人も要注意です。頭痛よりも前に目の痛みを先に感じる人も。
原因となる首こりをほぐしましょう
緊張型頭痛を起こしやすい下地を作らないように、自分で首のこりをほぐせると、日頃の肩こり、首の張りも緩和されると思います。仕事の合間に自分で首の後ろの筋肉を緩めてみましょう。
下を向いて首が痛い人は、痛みが出ない程度にとどめてください
1.軽くうつむきます。右手の指を、後頸部の中央へ置きます。
置いた指は、ずれないように軽く押さえます
2.そこから、指1本分、置いた右手指を左へずらします。
顔の向きをかえるときは、ゆっくり動かし圧を感じてください
3.指で首の左側を押さえたまま、左に顔を向け、さらに左肩先を見るように顔を向けます。
指がはずれないように、そのまましっかり押さえていてください
4.顔を戻して、今度は右に顔を向けます。
※顔の向きを変えることで、首の筋肉に軽く圧がかかります。気持ち良い程度の圧にとどめます。
背骨(頸椎)に沿って縦方向にずらしていきます
5.位置を下から上へ少しずつずらして行います。
次は右側を縦方向にほぐしていきましょう
6.後頸部に置く手を左手に変えて、同様に行いましょう。