■9月の株式市場の傾向


 まずは、9月の株式市場は上がりやすいのか、下がりやすいのかを調べるための以下のような条件で検証を行いました。

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検証対象:全銘柄
検証期間:1990年3月~2012年8月24日
1銘柄当たりの投資金額:20万円

買い条件
・8月末の最終営業日の寄り付きで買い

売り条件
・営業日25日経過後の翌日営業日寄り付きで売り
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8月末に全銘柄を購入し、25日経過後に売却した場合について検証を行います。
仮に損益がプラスならば、9月は株価が上がりやすい月となり、反対に損益がマイナスであるならば、9月は株価が下がりやすい月であると言えるのではないでしょうか。
9月は相場の格言で「彼岸底」という言葉があり、3月決算企業の中間決算に向けた売りが秋のお彼岸(9月23日の秋分の日前後)頃にピークを迎えるため、9月は下がりやすいと言われています。本当にそうなのかさっそく検証結果を見てみましょう。

■株式市場の傾向(9月)の検証結果


システムトレードの達人

出典:システムトレードの達人




勝率: 32.39 %
勝ち数: 17,994 回
負け数: 37,553 回
引き分け数: 1,127 回

平均損益(円): -10,401 円  平均損益(率): -3.47 %
平均利益(円): 23,354 円  平均利益(率): 7.78 %
平均損失(円): -26,887 円  平均損失(率): -8.96 %

合計損益(円): -589,443,144 円  合計損益(率): -196,484.01 %
合計利益(円): 420,234,761 円  合計利益(率): 140,081.05 %
合計損失(円): -1,009,677,905 円  合計損失(率): -336,565.06 %

プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 0.416
平均保持日数: 28.29 日

検証結果を見てみると、9月の勝率が32.39%とかなり低く、平均損益は-10401円となっています。この結果から9月の株式市場は下落する可能性が高い月であると考えられます。

9月は、企業の中間決算に当たる月で、本決算の3月同様節税対策での売りや、外国で稼いだ資金を、日本円に交換することが活発化し円高になりやすい傾向があります。節税対策での売りや円高による輸出株の下落が9月の日本株が弱い原因と言えるでしょう。

また、米国ダウ指数でも同様の検証を行った結果、勝率45.45%と日本同様に下がりやすい月のようです。米国株が下がりやすい要因は、米国において投資信託やヘッジファンドの決算が10月に比較的多く、決算を前に決算対策として現金比率を高めるため株が売られやすいからです。
日本株が米国株に連動しやすい性質を持っていることを考えると、9月が下がりやすい月と言えるでしょう。

では、そういった下げ相場のなか9月の株式市場の中でも好調な銘柄にはどのような銘柄があるのか確認してみましょう。

■9月好調銘柄ランキング



システムトレードの達人

出典:システムトレードの達人



上の表は、先ほどの検証結果において勝率の高い個別銘柄のランキングです。
ランキング上位の銘柄から特徴的な銘柄を挙げると、

【8228】マルイチ産商
【2830】アヲハタ
【2659】サンエー
【2923】サトウ食品工業
【2580】コカコーラ・セントラル

といった銘柄が挙げられます。これらの銘柄に共通することは、食品を扱っているということです。これらの銘柄は、業績や株価が景気動向に左右されにくいディフェンシブ銘柄というのが特徴です。9月は、市場全体に左右されにくい銘柄注目してみてください。

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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)
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