お悩み2
車体が大きいので、運転や駐車が難しい
駐車支援システムを使えば、ミニバンになれていない運転者でも安全に運転できます
さらに、親子三世代で使うとなると、普段あまり運転しないお母さんやおじいちゃん、おばあちゃんがハンドルを握ることがあるかもしれません。不安だからと言って、お父さんが運転する休日までガレージに停めたままにしているのでは、宝の持ち腐れになってしまいます。
そこでおすすめしたいのは、ミニバンの前後バンパーやドアミラーなどにカメラを複数設置し、それらの映像を合成して俯瞰映像にしてインパネのモニターに映し出す便利な駐車支援システムです。
その代表例がいち早く商品化した日産自動車の「アラウンドビューモニター」。車両の前後左右に装着した4つのカメラ映像を合成し、俯瞰映像をインパネのモニターに映し出します。上空なら眺めたような映像によって駐車枠と自車の位置が手に取るように分かりますから、縦列駐車でも簡単に駐車枠に停めることができます。
また、トップビュー画面を右側に、後方画像のリヤビューや車両左前画像のサイドブラインドビューを左側に映し出す2画面同時表示で駐車をサポートしてくれます。
お悩み3
妊婦やお年寄りの乗り降りが大変です
両側スライドドアをはじめ、低床設計など最近のミニバンは乗り降りがしやすい設計になっています。それでも妊婦やお年寄り、赤ちゃんや小さな子どもを抱えての乗り降りは大変。そこでご紹介したいのが、乗り降りサポート機能が付いたミニバンです。たとえばトヨタにはウェルキャブと呼んでいる仕様車があり、ミニバンには助手席の昇降機能だけでなく、セカンドシートが昇降したり、そのまま電動車椅子として使えたりするものもあります。大半の仕様はシートが車外側にスライドして、昇降する構造のため楽に乗り降りができます。
乗り降りサポート機能がついた3列ミニバンなら、だれでも乗り降りがしやすく、快適なドライブが楽しめます
さらにミニバンのウェルキャブには、室内が広いためより乗降しやすい、ドアの開口部が大きい、スライドドアならドアの左右どちらからでも乗り降りできるなどのメリットがあります。
便利そうなのは分かるけれど、ベース車よりどれくらい高いのかが気になるという方もいるでしょう。価格はベース車やタイプにより異なります。たとえばトヨタ・アルファード「350G」の2WDの場合、通常の仕様は406万円(税込)ですが、同グレードの「サイドリフトアップシート装着車」はプラス8万6000円の414万6000円(非課税)から用意されています。シートの自動スライドや昇降など、便利な乗り降りのサポート機能としては良心的といえる価格設定で、安心してチョイスできるはずです。
これらのシート昇降装置の付いたウェルキャブは消費税が非課税になります。また、クルマを使われる方の居住地や、お身体の不自由度によって異なりますが、自治体による減免措置や助成制度もあります。
前出のアルファード「350G サイドリフトアップシート装着車」では20万7300円の消費税が非課税になります。
ミニバンに限りませんが、クルマは誰もが楽に乗り降りできることから楽しいドライブの一歩が始まりますから大切なポイントです。とくに、おじいちゃん、おばあちゃん、子どもまでの親子三世代でドライブすることの多いミニバンにこそ、こうした乗り降りサポート機能の付いたウェルキャブは最適といえるでしょう。
【関連サイト】
ホンダ VM-108N
日産 アラウンドビューモニター
トヨタ ウェルキャブ