結納金 結納実施者の9割が実施
結納金・結納品(結納道具)の有無(結納実施者/単一回答)から筆者編集
結納実施者の中で、結納金と結納品(結納道具)どちらもあった人が過半数をしめている。中でも結納金は9割程度が実施している
出典:ゼクシィ結婚トレンド調査 2011(リクルート社)
上の表は結納実施者の中で、結納金や結納品(結納道具)の有無を地域別に調べたものです。どの地域も結納金・結納品ともあった人が一番多くなっています。結納をする選択をした両家ですから、これらを準備するのは当たり前といったところでしょうか。
中でも、結納金を準備した人は9割前後となっています。静岡が83.4%、首都圏が84.5%、東海が88.7%となっていますが、その他の地域は9割以上。結納には結納金は必須といえそうです。
結納金 平均は100万円前後
結納金(結納金があった人のうち)、結納品(結納品があった人のうち)の金額(金額回答者のみ/単一回答)
結納金の金額の平均は100万円前後という地域が多い
出典:ゼクシィ結婚トレンド調査 2011(リクルート社)
上の表は結納金があった人、結納品があった人のそれぞれの平均金額です。結納金のほうをみてみると、四国106.2万円、富山・石川・福井103.6万円、関西102.6万円、東海102.1万円、岡山・広島・山口100万円とこれらの地域は100万円以上といったところ。
結納品(結納道具)10万円台が大半
縁起物の飾りの結納品(結納道具)は、6割以上が準備しているようです。結納品の金額は、静岡の5.4万円から富山・石川・福井の20.4万円まで地域によってかなりの差がでています。これらのお飾りは地域によって異なるものです。地域の相場を知っておくと安心ですね。
大切なのは両家の話し合いと新生活への準備
結納を実施しているのは半数にも満たないという結果でした。たくさんの人に祝ってもらう結婚式や披露宴に比べ、結納は両家だけで行うプライベートな儀式といえるでしょう。また、この後に結婚式や披露宴、新婚旅行があり、多額なお金が必要になります。この結納を行なわないという流れは否定できませんね。とはいっても、結納は両家のつながりのスタートとしてのセレモニーでもあります。相手の家の結納に対する思いを尊重することが大切。お互いの家族が気持ちよく親戚となれるように、きちんと話し合って決めるようにしましょう。
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