南に隣接する「護国寺」をのぞむ配棟
「ザ・パークハウス 文京護国寺」の建物としての特徴もまた、恵まれた立地条件を生かしたものになっている。敷地の南側は「護国寺」の豊富な緑の環境。当然のように総戸数の約8割にあたる23戸が、そちらへ向く配棟だ。創建300有余年を誇る歴史ある寺の敷地が眼前にあるというのは、中・高層階からは借景となり眺望が魅力となるのはもちろん、主たる開口部が遮られる可能性が少ないという安心感にもつながるのではないかと思う。マンション購入の際に、将来的に隣接地などに大きな建物が建つなどの不安を感じているユーザーは多く、絶対とは言えないまでもその可能性がなるべく低い立地を選びたいのが本音だろう。実際既に契約を済ませた方も、その点を評価ポイントに挙げているという。また開放感あふれる眺望とはいかない1階住戸に大きな付加価値を付けたのも「ザ・パークハウス 文京護国寺」の大きな特徴だ。南向きの1階4住戸(一部分譲済み)すべてに約33m2~約51m2もの専用テラスを設置。その広さが魅力なのは言うまでも無いが、さらに約1坪から2坪の「ガーデニングスペース」が用意されているのだ。近年はバルコニーなどでプランターの家庭菜園を趣味にしている人も多いと聞くが、より実際の“畑”に近い環境で菜園を楽しめるのは非常に大きなポイントになり得るだろう。
立地特性を生かした意匠デザイン
そして「ザ・パークハウス 文京護国寺」の特徴として印象的なのが、立地環境を意識した意匠デザインである。歴史ある寺町の風情、界隈には“茶”に関連した屋敷も散見される土地柄。石張りの門柱は重厚さをたたえ、そこにある門は“邸(やしき)”の顔、象徴としての存在のように感じられる。その佇まいがあるだけで背筋が伸びるような心地よい緊張感といったところだろうか。利便性の高い手軽な住まいとは一線を画す邸宅を意図したデザインと言えよう。室内にも細やかな配慮が行き届いた設計が施されている。マンションの居住空間において最も重要であろうと思うのは、限られたスペースを出来る限り有効に生かしているかという点。「ザ・パークハウス 文京護国寺」では室内に柱型が出ないようにするためにアウトフレーム工法を採用。実はこの工法自体は決して珍しいものではないが、意外とバルコニー側だけで洋室には大きな柱型が、などというケースも多い。その点「ザ・パークハウス 文京護国寺」は北側もアウトフレームにしており、室内空間の有効性が高くなるような配慮がなされている。
建築にかかるコストが割高になりがちな小規模マンションには、なかなか手の込んだことがしにくい。しかし建物全体の印象を決めるような意匠デザインの工夫、また住む人の居住性という住まいとして最も重要とも言えるポイントを意識した設計、それでいて納得感のある価格設定。「ザ・パークハウス 文京護国寺」は、“小品”ながらモノ作りにこだわる三菱地所レジデンスの明確な意図が見いだせる“良品”と言える。
提供:三菱地所レジデンス株式会社