本をめくるように操作できるメニュー
Optimus Vu L-06Dの特徴のひとつに、ホーム画面での操作がある。画面を横にスクロールしてホーム画面を切り替えるスマートフォンが多いが、Optimus Vu L-06Dでは本のページをめくるようにホーム画面を切り換えることができる。設定でエンドレスにすれば、クルクルとホーム画面をめくるように選ぶことができる。ページをめくるように切り換えられるホーム画面
画面表示もアプリ起動も軽快でサクサクすぎる操作感
Optimus Vu L-06Dを使っていて、真っ先に気づくのが表示速度の速さだろう。ページをめくる独特なホーム画面も驚くほど軽快に動く。あまりに軽快すぎて、ページを飛ばしたりするほどだ。やや過敏ともいえるほど反応がよいため、他のスマートフォンの感覚で操作すると誤操作したりすることもあった。いつでも画面にメモれるワンタッチメモ機能
Optimus Vu L-06Dの、もう一つの特徴がペン機能だ。収納式ではなく、しっかり書けるペンが同梱されている。上面のワンタッチメモボタンを押すと、画面上からペンのメニューが引き出され、ペン入力が可能となる。ホームやアプリの画面上でダイレクトに書けるモードと、専用のアプリ「ノートブック」に書くモードが選択できる。画面モードが選択されている場合は、ホームやアプリの画面上に直接文字や図をフリーハンドで描くことができる。画面上に書いた文字や図は、消しゴムモードを選べば簡単に消すことができる。
メモや図を描いた画面は、「ノートブック」に保存できるほか、共有機能でFacebookなどのSNSやアプリに送ることができる。共有や保存をすると描画された画面はクリアされる。
書いた画面はノートブックに保存して後からも見られる
このペン機能は、たとえばブラウザのWebページにマークやメモを追加したり、電子書籍やPDF書類などにメモやアイデアを書き留めたり、Word書類や原稿などの校正でも便利この上ない機能だ。追記したデータは画像としてメールやクラウド経由で共有できるので、仕事や家族での連絡にもと、使い方はユーザー次第で無限にありそうだ。
原稿の校正や連絡メモにも使えて、使えば使うほど便利なペン機能
NOTTVとワンセグの2つの放送が見られるワケ
Optimus Vu L-06Dには、モバイル放送のNOTTVとワンセグ放送の2つの放送が視聴できるのも特徴だ。なぜ、2つも搭載しているのか、どちらか一つあればいいのでは、と思う人もいるだろう。実際に視聴してみると、その答えは簡単だった。NOTTVは、月額420に視聴料金がかかるが、高画質であること、コマ落ちなどの画像崩れが少ない。スポーツ中継などの動きの早い番組に適している。特に団体競技などでは選手個々の動きもはっきり見られるというメリットは大きい。では、NOTTVだけでいいかというと、そうでもない。その理由が番組数だ。
現状、まだNOTTVの番組数はワンセグ放送に比べて十分とは言えない。無料で視聴できるワンセグ放送もまだ必要なのだ。
画面の印象としては、ちょうどワンセグがテレビのアナログ放送だとすると、NOTTVは地デジのHD放送といった鮮明度の差がある。気になるNOTTVの受信感度は場所にもよるのだろうが、現状、アンテナなしでは厳しく、アンテナを伸ばしての利用となるだろう。
NOTTVは高解像だが、課題は番組数
10キー、QWERTY、手書き、音声入力にも対応
Optimus Vu L-06Dには、LGオリジナルのLGキーボードという日本語入力システムが用意されている。キーボードマークを押すと、入力パネルを、10キー入力、QWERTY入力、手書き入力、音声入力を自由に切り換えて利用できる。さまざまな入力方式が選べる
10キー入力では、ケータイと同じ入力ができる。左に記号パネルがあり、「>」キーで開くことができる
パソコン文字入力ができるQWERTY入力
手書きで文字入力できる手書き入力
音声で文字入力できる音声入力
大容量だが、自分で交換はできないバッテリー
Optimus Vu L-06Dの内蔵バッテリーは2000mAh。大容量ではあるが、NOTTVなどバッテリー消費の多い機能も搭載しているだけに、バッテリーの持ちは気になるところだろう。仕事場と自宅の往復での利用なら、エコモードの利用や本体のサウンド、表示設定を調整することで内蔵バッテリーだけでも利用できるだろう。
エコモード設定は忘れずに
ただ、バッテリー交換ができないため、ほかの機種のように予備バッテリを用意して、という使い方はできない。したがって選択肢は、モバイルバッテリーだけとなるが、最近では大容量化、低価格化が急速に進んでおり、5000mAhクラスのものでも予備バッテリーより安いものも出てきている。
Optimus Vu L-06Dで注意が必要なのは、表示の画面の明るさ設定だ。画面の明るさを自動で調整できるが、基本の明るさも設定する仕様となっている。ここで基本の明るさを100%などにすると、極端にバッテリの消費が大きくなるので、注意しよう。液晶の見やすさは利用によって異なるので、何%が適切かは、自身で試しながら設定してほしい。ちなみに40%ほどに設定したところ、GALAXY Noteと同じ状態での消費パーセンテージがほぼ近い状態で利用できた。
液晶の明るさ設定はしっかりやっておきたい
なお節電の細かい設定については、他にも「スマートフォンのバッテリーを長持ちさせるコツ」にまとめているので、そちらも参考にして欲しい。
【関連サイト】
NTTドコモ Optimus Vu L-06D