Mountain LionではiCloudがさらに便利に!
iCloudによる情報の同期は、複数のMacやPC、iOSデバイスを使い分ける場合に必須の機能。イベントの予定はもちろん、書類データ、ToDoやメモなどをすべてのデバイスで最新の状態にしてくれるため、その日のシチュエーションや気分に応じてデバイスを使い分けても普段通りの作業できる。新しいOS X Mountain Lionでは前バージョンよりiCloudの適用範囲が広がっており、自動的に同期できる項目が増えている。そういった情報の動きをきちんと理解して使いこなせば、これまでよりもっと便利に使いこなせるはず。今回はMountain Lionでさらに便利になったiCloudについて、その使いこなし方法などを解説する。
署名やスマートメールボックスなども同期対象になったメール
Mountain Lionに搭載されている「メール」は、iCloudによるアカウント設定によってメールソフトを使ったワークフローに関連するいくつかの設定項目が同期できるようになった。■VIP設定と署名の同期に対応
メールに搭載された新機能の「VIP」もiCloudの同期に対応。受信メールの送信者の左側をクリックすることでそのユーザーで絞り込み表示する機能で、特定の送信者からのメールを見落とさないようにしたいときに便利だ。
■署名の同期
Mountain Lionから署名も同期されるようになり、複数のMacで複数のメールアドレスを使い分けているような場合に便利だ。メール送信ウインドウの左側にあるメニューでカスタマイズを実行すると、送信時に署名や返信先メールアドレスなどを選択できるので覚えておこう。
■メールルールやスマートメールボックスの同期も行われる
メールの仕分け作業に重要な役割を持つのがメールのルールやスマートメールボックスだろう。これまではスマートメールボックスを条件などを細かく作りすぎてしまうと別の環境にコピーを作るのが大変だったが、iCloudで自動で同期されるようになったので複雑な設定でも安心して増やすことができる。
iCloud以前のMobileMeではメールのルール設定やスマートメールボックスおよび署名が同期する機能がすでにあったので、Mountain Lionで復活した形となる。(Lionでは現在でも使えない)
→ データ保存先としてiCloudを積極的に使えるようになった