ロボット掃除機・お掃除ロボット/お掃除ロボットのお試しレポート

会話もできるシャープのお掃除ロボット ココロボ

昨年から国内・海外メーカーが多々参入し、家電売り場ではお掃除ロボットが注目を集めています。そんな中、初の国産メーカー開発製品として、シャープからお掃除ロボット「COCOROBO(ココロボ)」が発売されました。その使い心地をご報告します。

執筆者:戸井田 園子

コミュニケーションがとれるロボット家電

シャープ・COCOROBO(ココロボ) RX-V100-W

シャープ・COCOROBO(ココロボ) RX-V100-W


お掃除ロボットは、集じん力が高くても室内をムラなく動けないとダメ、ムラなく動けても集じん力が低ければダメ、というように、「掃除力」と「行動力」の両立が必須です。そんな条件をクリアすべく、掃除機では定評のあるシャープから、お掃除ロボット「ココロボ」が登場。発売早々、売り上げも順調と聞くココロボの実力を確認してみましょう!


国産メーカーが手掛けた確かな集じん力

シャープ・COCOROBO(ココロボ)【RX-V100-w】

シャープ独自の「強力吸じんシステム」で、高い集じん力を実現している(※画像:シャープリリースより)

掃除機にとっては命となる集じん力。国内初のサイクロン掃除機を手掛けたメーカーらしく、お掃除ロボットでも独自の「強力吸じんシステム」を開発しました。モーターを新たに開発し、ブラシで集めたホコリをしっかり吸い込む「大風量ターボファン」を搭載。さらに、本体裏側にあるブラシを前方に配することで、本体が半分まで通過すればホコリを吸い込む構造にし、方向転換しても吸い残しがないようにするなど、高い集じん力を実現しています。 

 


先人の成功は素直に受け入れた行動力

シャープ・COCOROBO(ココロボ)【RX-V100-w】

障害物を感知するセンサーに超音波を活用し、赤外線センサーだと識別しにくい黒や透明の壁も認識できるようにしている

高い集じん力を生かすために欠かせないのが「行動力」です。ココロボの行動指針は、空間をランダムに動く方式を採用。掃除力で高い評価を得ているルンバ方式に準じたとのこと。効率を優先するより、時間をかけても、くまなく空間を動く方が吸い残しをカバーできると判断した結果でしょう。また、障害物を感知するセンサーには、従来の赤外線方式に加え、他社にない超音波も活用し、黒い物体や透明なガラスなども認識できるようにしています。これらにより、高い行動力を実現しています。

 


つたないながらも楽しいコミュニケーション

シャープ・COCOROBO(ココロボ)【RX-V100-w】

話しかけると返事をするコミュニケーション機能搭載で、音声を認識すると緑色のランプが点灯して返事をしてくれる

他社にない目玉機能は、何と言っても「コミュニケーション機能」が搭載されたこと。声でコミュニケーションができる家事ロボットは、国内ではこの製品が初。音声認識機能を搭載し、使い手が声で「きれいにして」と指示を出すと「わかった!」と掃除を始めます。また、「調子はどう?」と話しかけると「絶好調!」、「疲れたよ」と言えば「たまにはゆっくりしたら?」と返事をするなど、何ともユニーク。そして、話す言葉は、日本語・英語・中国語の他、関西弁というシャープらしい遊び心も。もちろん決まったワードだけですが、何とも楽しい気分にしてくれるお掃除ロボットの登場です。

では、実際に使ってみた様子をご紹介します!

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます