会話もできるシャープのお掃除ロボット ココロボ(2ページ目)

ホコリはしっかり取れるが、掃除時間がやや長め

ココロボには、約16畳程度のリビングダイニングスペースを掃除してもらいました。ランダムに動くため、どこを何回通ったかは定かではありませんが、見ている限りほぼ室内の全スペースを走行したと感じました。ちなみに、テーブルの脚程度の距離があれば、難なく入りこんで掃除をしていましたが、椅子の脚が何本もあるままだと、入り込まずに退散することも。よりキレイに掃除をしてもらうには、椅子はテーブルの上に上げておくのが良いようです。
障害物の感知については、ほぼ問題はないでしょう。とは言え、時々モノや壁に当たっていました。通常の運転音はそこそこ静かなのですが、何かに乗り上げてタイヤが空回りすると「ガガガガ」と大きな音を出していたので、スピーカーや倒されたくない物などは、避けておくのが賢明でしょう。また、置き敷きのカーペット類ですが、厚手(カーペット)なら問題なく乗り越えますが、薄手(キルティングの敷き物など)は苦手なので、敷物の下に滑り止めを敷くなど考慮が必要です。
掃除時間は約60分。連続可能時間ギリギリまで動いていたことになります。掃除時間が長いため、ホコリはしっかり取れていました。ガイド宅は犬が居るため、毎日、たくさんの抜け毛が出ます。そのため、ダストボックスにたまったゴミも、ほとんどが犬の毛ですが、1度でこれだけたくさんの量を集めてくれるのなら、集じん力は優秀だと感じます。やや過剰に動いている気もしましたが、その間、使い手が何かするわけではないので、確実に集じんするためなら許容範囲でしょう。

ハンドルと取っ手付きで取り出しやすいダストボックス

ダストボックスは、上部のパネルを開いて上に取り出すタイプ。取っ手が付いたフタ付きボックスになっているため、取り出す時にホコリがこぼれ落ちることなく衛生的です。また、ゴミも捨てやすく、日々の扱いは楽でしょう。ダストボックスのフタ部分にはジャバラ型のフィルターがついていて、ここに微細塵がたまります。一度の運転で細かなホコリが結構たまっていたので、お手入れ用ブラシで定期的に手入れする必要があるでしょう。

取り扱い説明書には、フィルターの手前にティッシュを挟んでおくことで手入れの手間は軽減できるとあったので、実際に挟んでみると、フィルターにつくホコリは確かにかなり軽減されました。しかし、ロボットという名の家電なので、もう少しハイテクな仕組みを期待したいのが正直な感想です。

サイドブラシの耐久性はやや不満あり

気になったのは、サイドブラシの耐久性。何かに絡んでしまったのかもしれませんが、3回目の運転でサイドブラシがかなりチリチリになってしまいました。消耗品ではありますが、数回の掃除で変形してしまうのは、やや不満です。1個1050円の価格であれば、せめて3ヶ月～半年くらいは維持して欲しいところです。次回、素材の見直しをお願いします。 まだまだ、続きます！