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東京湾フェリーでサンセット&ドライブ(3ページ目)

三浦半島の久里浜と、内房の金谷を40分で結ぶ、東京湾フェリー。この航路の夕暮れが、素晴らしいと評判です。たとえばアクアラインで房総に渡り、帰路にサンセットクルーズを楽しむドライブなんて、いかがでしょう

執筆者:瀧 昌史

帰路にフェリーというプラン

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金谷港にて最終便の乗船業務をはじめたかなや丸。この便は夜の東京湾を横切るナイトクルーズとなる

金谷港には18時50分過ぎに着岸。船は折り返し19時30分の最終便となる。この最終便では、東京湾のナイトクルーズが楽しめる。

たとえば都心から房総、九十九里や勝浦、鴨川、館山へのドライブなら、アクアラインが便利だ。その帰路に東京湾フェリーを利用してみてはいかがだろう?

 
久里浜港についてから横横道路、首都高湾岸線と乗り継げばそれほど都心へのアクセスは悪くない。なにより40分の船旅はドライブ中のアクセントになるだろうし、それがデートならばロマンチックな演出ともなる。サンセットクルーズなら金谷港18時20分発の便が、ナイトクルーズなら同19時30分発がいい。
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ナイトクルーズ中の展望デッキ。進行方向にかすかに夕日の残照が。東京湾をわたる潮風が心地いい



暮れなずむ絶景、東京湾のただなかへ

その日の、19時30金谷港発、久里浜港行きの最終便も素晴らしかった。刻々と暮れゆくなか、東京湾を行き交う船はやがて洋上に揺らめくイルミネーションとなり、遠くのそれは星のまたたきのよう。羽田を目指すフライトのランプや、遠く火力発電所やコンビナートの灯も重なり、これもまた東京湾ならではの絶景だ。

聞けばこの東京湾フェリー、7月20日から8月26日まで、久里浜発18時15分発+金谷港19時30分の往復便のみ、サンセットクルーズ企画として東京湾納涼船になるという。

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2階船尾のオープンデッキには東京湾納涼船オープン時に活躍するだろうカウンターの用意も

ドライバー対象ではないのが残念だが、久里浜港で乗船し金谷港で下船せず、久里浜港に戻ってくる約1時間40分の遊覧クルーズで、飲み放題+乗船料 2200円というもの。週末便限定でブッフェスタイルの食べ放題も選択でき、こちらは3700円。定期航路の一角で催されるもので、もちろん通常通りフェリーとしても利用できる。

 

ドライブにロマンチックなアクセントを

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全長79m、3580tのかなや丸は、外洋航路にも就航できそうな堅牢なつくり。最高時速24kmで航行可能

他にも東京湾フェリーには様々な企画や割引チケットが用意されている。

ドライブにおススメなのは鴨川シーワールド オーシャンビューチケット。これは全長5m未満の乗用車1台の久里浜・金谷往復航送料と大人ふたり分の旅客運賃、そして鴨川シーワールドの大人ふたり分入園券がセットで10000円というもの。全長5m未満の乗用車往復航送料が6980円、鴨川シーワールドの入園券がひとり2800円だから、かなりリーズナブルな設定といえよう。 

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20時過ぎ、最終便が久里浜港に着岸。日はとっぷりと暮れ、下船完了とともにあたりは静寂に包まれた

久里浜港に着岸。蛍光灯に照らされた車載デッキから、係員の誘導にしたがって降りれば、日はとっぷりと暮れていた。

 
東京湾クルーズが、これほどドライブを充実させるとは意外だ。僅か40分の乗船が旅に奥行きを与え、なによりリフレッシュできた。いつものドライブにロマンチックなアクセントが欲しくなったら、夕暮れの東京湾フェリー、おススメです!

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