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住宅ローンは固定金利?変動金利?どう選ぶ?(2ページ目)

住宅ローンは、長期間で借りるローンだから、金利が影響します。今は固定金利がいいのか、変動金利がいいのか。自分にはどの金利タイプがあっているのか、ローンを組むときは皆さん悩みます。貯金生活を続けながら上手に住宅ローンを取り入れていくための一助になればと思います。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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情報収集力、行動力に自信があれば変動金利

住宅ローンは固定金利?変動金利?どう選ぶ?

ローンの設定の仕方を間違えると、取り返しがつかないことになる場合も。無理ない返済額で設定しよう。

変動金利が合っている人は、第一に「収入に比して借入額が少ない人」です。つまり、ローンを組んで借りた金額が少なく、10年以内などの短期間で返済できる人。頭金が潤沢だったり、共働きだったりで、返済に余裕のある人は、変動金利の低金利を利用し、駆け足で返済するとよいでしょう。他に「リスクを理解できる人」「世の中の情勢に意識を向けられる人」も変動金利が向いています。利上げがあるとどれだけソンをするかを自覚し、経済ニュースを日頃ウォッチしたり、利上げした場合に迅速に対処できる行動力があるなら、変動金利型を選んでも問題ないと思います。

経済の情報を追うのが苦手なら固定金利

固定金利が合う人は、変動金利とは逆に「収入に対して借入金が多め」の方に合っています。「リスクを理解できない人」や、「経済ニュースを日々追うのが苦手な人」、「金利のことなどあまり考えたくない人」にもこちらが向いています。何千万円もの金額を30年以上かけて返済するような負担の大きい住宅ローンを組んでいる方は、毎月高額のローン返済に追われているはずです。返済期間が長くなればなるほど、利息分で返済総額は増えてしまうので、ローンを組む際に月々の返済額を高くして、早期返済しようと考えている方は多いでしょう。月々の返済が多い方が変動金利を利用し、利上げで返済額がアップしてしまうと、すぐさま家計がパンクする危険性があります。

月の返済額で無理をすると、返済の滞納につながる

ローン返済額の設定は、住宅ローンを組む上での最大の注意点でもあります。返済額を考えるときは、よく「年収の25%」という返済比率が目安とされます。世帯年収400万円では100万円。月収を30万円程度に仮定すると、毎月のローン返済額は8万3000円程度。これくらいなら何とかやっていけそうな気もしますが、不景気で、収入がなかなか上がらない今、必ずしもこの数字なら安心とは言えません。もし、収入がダウンし、月収が25万円まで下がっても、ローン返済額は変わらないので、かなりの重荷となりそうです。

ですから、決して無理をしないこと、それが鉄則です。年収の25%ではなく、25%“以内”で、継続できる返済額を設定しましょう。万一、無理な設定をして滞納すると、金融機関はまず督促状を送ってきます。それでも支払わないと、大体3~6ヵ月という短期間のうちに、あなたの家は差し押さえられて、競売にかけられてしまいます。そんな最悪の事態を回避するためにも、頭金はたくさん用意し、無理のない返済としたいものです。

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