国際社会で活躍できる科学技術系人材を育成、大手前高校

高度な専門性と創造性を有する科学技術系の人材育成を目標とした教育を実践する大手前高校

高度な専門性と創造性を有する科学技術系の人材育成を目標とした教育を実践する大手前高校

大阪府立大手前高等学校は1886年(明治19年)大阪府女学校として開校された。その後、1948年(昭和23年)に現在の大阪府立大手前高等学校として男女共学を実施。1993年(平成5年)に設置された理数科には大阪府下全域から進学できる。加えて2008年にスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受け、理数系教育の充実化を推進。高度な専門性と創造性を有する科学技術系の人材育成を目標とした教育を実践している。

学年ごとに理数力、英語力、プレゼンテーション力を高めるためのSS科目も設置されている同校。「コミュニケーション力」を土台にした独自の学習方式や、研究方法・発表技術などを身につけるための科目や行事も数多く設定されている。

理数科では、国語、英語、社会についても普通科とほぼ同じ単位数を確保しており、幅広い学力を身につけるためのカリキュラムが実践されているのが特徴だ。また、大学や研究機関との連携によるカリキュラムや、トップクラスの研究者・技術者との交流など、SSH指定校ならではのプログラムを経験することは、進学実績やその後の大学生活においても好影響をもたらすと期待される。

大手前高校では1校時65分授業、2学期制・半期単位認定を採用しており、普通科では2年生後期から文理コースを導入。3年生前期で卒業必要単位を習得し、後期の授業内容の自由度を拡大できるようにされている。

「科学するこころ」を持ち、高い学力を目指す

大阪城天守閣を望む緑豊かな環境に位置する同校では、80%の生徒が部活動や同好会で活発な活動を展開。学校行事も盛んで、生徒自身の可能性を広げるさまざまなプログラムが充実しているのも魅力のひとつだ。

さらに、授業以外の時間を有効に活用するため、土曜日午前中は部活動を禁止して年間15回程度学習活動日にあてており、それ以外の土曜日も9時~4時の時間で補習を実施。自習室を開放して数名の教員が質問に対応するなど、個々に応じた学習計画と個別指導の充実がはかられている。

理数科だけでなく普通科の生徒たちにも波及効果をもたらしながら、高い学力の獲得が実現されている同校。学年・文理に関わらず、広い視野に立った「科学するこころ」と、高度な専門性を有する科学者を輩出する取り組みに期待したい。

将来、難関国公立大学を目指し、クラブ活動との文武両道を希望する意欲のある生徒に適した学校である。