ショルダーバッグの形に決定版は無いのか
ショルダーバッグはカバンのジャンルのようで、良く考えると定義が曖昧というか幅広いというか、正体が掴みにくいと思うのです。ショルダーストラップを付けられるブリーフケースは沢山あるのですが、それをショルダーバッグと呼ぶかというと、何となく呼びにくい感じです。メッセンジャーバッグや雑嚢(ざつのう)のような、肩から提げるしかないカバンは、多分ショルダーバッグと呼んでもよいと思うのですが、小型のボディバッグやポーチは、肩から提げるしかなくてもショルダーバッグではないような感じがします。LEDの「キャンバス・ショルダー・バッグ」(2万3100円)は、高さがほぼA4の雑誌の短辺くらいと、浅めなのに対し、横幅はA4の雑誌の長辺ほぼ2冊分より少し短いくらいと、かなり横長い形状なのですが、これが、使ってみると、肩から提げるカバンの理想の形状は、もしかしたら、この形だったのかも知れない、と思うくらい、ショルダーバッグとしてしっくりくるのです。しかも、たすき掛けでも、片方の肩だけに掛けても、同じように快適です。それはつまり、「肩に掛けて使う」ための形状だという事ではないかと思ったのです。
次のページでは横長の形状の使いやすさをご紹介します。