横長という形状のアドバンテージ

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こんな風に、身体に緩く巻き付くような形で安定するので、とても歩きやすい

使っていて特に感心したのは、柔らかく軽い帆布を使った横長の形状は、荷物の量や固さに応じて、自然と身体に沿う形になること。そのため、歩行時にカバンが揺れにくく、歩きやすいし、ストラップが肩からズレにくい。身体に巻き付くというほどではなく、何となくフィットする感じが心地よく、また、歩行中にもカバンを開閉しやすいです。
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中には片面にマチのないポケットが三つだけのシンプルな構造。浅くて明るいので中の見通しがとても良い

横長という事はカバンが浅いという事で、カバンに深く手を突っ込まなくても中のモノが取り出せるし、本体は明るい色の帆布が使われている事もあって、内部の見通しがとても良いのです。カバンの中の目的物の探しやすさは、いままで使った事があるカバンの中でも群を抜いています。横長の大きめのポケットが二つ、片方の側面内側にのみ付いていますが、そのポケットの中も見渡せるので、モノを仕分けして収納しつつ、本体と同時に検索できます。この、モノの出し入れのしやすさと探しやすさは、歩行中でも両手が空くショルダーバッグにこそ求められる機能と言えるでしょう。

身体に沿うと中は自然に二つに仕切られる絶妙な設計

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こんな風に、身体の前と後ろで、何となく二つに折れるため、内容物も前後に分かれる。この状態がとても使いやすいのだ

また、この横長のバッグは、横長だからこそカバンの中が何となく中央から二つに分かれます。身体に対して前方と後方に、中のモノも何となく分かれるのです。それは、横長の形状のため、身体に当たる部分を境にカバンが折れ曲がった状態になりやすいためですが、この、前後に分かれる感じが、また使いやすい。

例えば、カバンの後方にはノートや筆記具、ICレコーダーなどの、目的地に着いてから使うものを入れます。前方にはケータイや文庫本、手帳、充電器など、歩きながら使う可能性が高いものを入れます。これだけで、電車の中で立っている状態でも、素早く必要なものを取り出せます。

ガイド納富が重宝しているのは、このカバン、コンビニで買ったモノを放り込むのにとても便利な点です。仕事帰りにコンビニに寄って、つまみやらお菓子やらを買った後、既に入っている荷物は後方に押しやって、前方の開いたスペースにコンビニ袋毎放り込みます。カバン自体が柔らかい素材なので、パンなどを入れても潰れにくいですし、他の荷物との接触も少ないので、とても快適に持ち歩く事ができました。ちょっとした、男性も使えるお買い物バッグとでも言いましょうか。
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帆布と革の適材適所な使い分けが上手い

カバンとしてのスペックも、丈夫な帆布に、力が掛かるポイントポイントに革を使った、ハードな使用に耐える設計が、使っていてとても安心。側面の革のパイピングなどは、補強とデザインと、使用時に必要以上にくたっとならないように整形する機能の一石三鳥。とても優れた設計だと思います。ファスナーに使っている金具が大きくて開閉しやすいとか、ショルダーストラップを付ける金具が円形で、カバンとストラップを常に最適の角度に保つので、肩への負担が小さく、またカバンが身体に沿いやすくなるなどの、目立たないけれど重要な細部の配慮も、気がつくと感心してしまうものです。

ガイド納富の「こだわりチェック」

こういう横長の形状のショルダーバッグは、m+にもあって、それも愛用しているのですが、このLEDのバッグは、さらに横長く、また帆布なので軽く柔らかく、バッグとしてはかなり思いきった仕様です。色も、カーキ一色という、思いきったデザイン。でも、その明るいカラーが、意外に年齢を選ばず、お年寄りにも映える、実は大人向きのデザインになっているあたり、製品設計の上手さでしょう。ガイド納富も、これは自分で使うには派手過ぎるかと思いましたが、使ってみると、洋服もあまり選ばず、良い感じに落ち着くのでビックリしました。

もちろん、ショルダーバッグはこの形でなければ、なんてことは思いませんが、それでも、この横に長い形状は、ショルダーバッグというジャンルにとても適した形である事は間違いありません。正解のひとつと言ってもいいと思っています。この横長の形が、ブリーフケースでなく、トートバッグでなく、メッセンジャーバッグでもない、肩から提げるカバンの定番の形のひとつとして、今後定着するような気がするのです。男女を全く選ばないデザインというのも、ありそうで少ないものです。何というか、良くできたカバンに出会っちゃったなあと思っているのです。

【関連リンク】
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もう一つの横長ショルダー、m+のショルダーバッグ「PIATTO BASSO」の紹介記事はこちら

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