変わりゆく成田国際空港 人々が集う空港へ
羽田空港が国際化して、間もなく2年がたとうとしています。1978年の開港以来、日本を代表する世界と空の玄関口として親しまれてきた成田国際空港。長きにわたる首都圏2空港の内際分離時代が去って、この夏、成田発着の国内線LCC就航で、さらにダイナミックに変化を遂げることでしょう。変わりゆく成田。それは単なる輸送手段としての交通施設から、人々が集い交差する商業観光施設、そして防災や環境配慮型の先進施設としての魅力も備え始めています。成田発着のみならず、成田をワンバウンドする新たな利用者層が行き交うことで、人の流れも活発化するものと考えられます。
成田空港の各ターミナルには展望デッキ・見学デッキがあるほか、送迎者など航空利用のない人にも楽しめるショッピングゾーンやFMスタジオ・SKY GATE(第1旅客ターミナル5階)、近隣には成田空港 空と大地の歴史館などもあり、家族連れで楽しむことができます。
国内最大級の免税ブランドモール ネット予約で割引も
ここ数年で変化を遂げた新しい成田のなかでも、特筆したいのが、国際線利用にお馴染みの免税店エリアです。第1旅客ターミナルのnarita nakamise (ナリタナカミセ)、そして第2ターミナルのナリタ5番街は、それぞれ免税店エリアのショップ群が充実。ここ数年で、大きく様変わりをしました。これらフリータックス・ゾーンは出国審査後のエリアにあるため、出国時しか利用することができません。今年の夏のご旅行は、少し早めに空港へ。国内最大級の免税ブランドモールで、国際線搭乗前のひとときを上手にショッピングすることを、おすすめします。また、成田国際空港直営の総合免税店FaSoLa (ファソラ)なら、免税品のインターネット予約(電話予約も可)で5%の割引が受けられるのをご存じでしたか(一部、対象除外品あり)。スマートフォンでのアクセスも可能なので、ぜひ一度、チェックしてみましょう。
忙しい出張前にも大助かりの、このシステム。売れ行き商品のランキングは、食品部門の第一位が「白い恋人」、第二位が「ヨックモック」のシガール、それに「かねふく」の明太子なども隠れた人気だそう。タバコは、「マイルドセブン・スーパーライト」(1カートン10個入り免税価格2500円)がダントツ人気。市中で購入すると高価なタバコも、免税ならお安いので、現地での自己消費分やお土産によいでしょう。ほか、酒類や電化製品なども取り扱っています。
各ターミナルの免税店街 その特徴をまとめました。
■narita nakamise(成田第1旅客ターミナル)
全日空をはじめスターアライアンス加盟の航空会社が、おもに拠点を構える第1旅客ターミナル。鉄道駅の始点終点・成田空港駅から直結しています。国際線の利用者が南側出国審査場を抜けると、真っ先に目に入るのがエルメスとカルティエです。並びにはブルガリ、サルヴァトーレ・フェラガモ、ティファニーのスーパーブランドが独立ショップとして軒を連ねています。またnarita nakamise には、総合免税店 FaSoLaや航空会社系免税店などがゲート方向へと広がります。
■ナリタ5番街 (成田第2旅客ターミナル)
日本航空などワンワールドに加盟する航空会社が、おもに拠点を構える第2旅客ターミナル。南・北それぞれの出国審査場を抜けた先、シャトルシステムでサテライトへと結ばれる要衝に、ナリタ5番街が広がります。FaSoLaなどの免税店、エルメス、カルティエ、ブルガリ、サルヴァトーレ・フェラガモ、ティファニー、さらにはコーチやバーバリー、グッチ、サマンサタバサも。コーヒーショップやフードコート、ドラッグストア、ブロードバンド・カフェなどもある一大ショッピングエリアです。
ちなみに免税エリアで購入した化粧水などの液体物は、容量に関係なく、機内への持ち込みが可能です(ただし、あくまでも第一地点までのこと。乗継便がある場合は要注意です)。現地での自己使用向けに、空港免税店で化粧品類を購入してから旅立つのがお得でワザありです。
また、各旅客ターミナルの出国審査後のエリアには、キッズルームやレストラン、海外土産に最適なショップのほか、リフレッシュルーム・シャワールームもあります。仮眠室は前もって予約をしておくと安心です(インターネット予約可)。空港施設を上手につかいこなして、快適な空の旅をお楽しみください。
<関連リンク集>
- 成田国際空港 公式WEBサイト
- 総合免税店 FaSoLa ネット予約で割引特典あり
- エアアジア・ジャパン
- ジェットスター・ジャパン
- エクスペディア ホテル予約サイト(エアアジア利用のダイナミックパッケージに対応)